大会結果詳細
2022年1月1日(土・祝)
第66回 全日本実業団対抗駅伝競走大会
昨年に引き続き感染防止対策のもと開催された第66回ニューイヤー駅伝。今年は全国から37チームが参加し、群馬県前橋市の群馬県庁前をスタート&フィニッシュとする7区間100kmにて行われました。コニカミノルタは今回、再出発の第一歩となるレースと位置づけ、入部1、2年目の選手を主要区間に配置するフレッシュな布陣で挑みました。しかし経験値の低さは否めず、チームは21位という結果となりました。
今年は気温も低く、序盤から強い風が吹く厳しい気象条件のもとでのレースとなりました。1区を任されたのはルーキーの名取燎太選手。序盤から大集団が形成され、名取選手は先頭集団の中央付近といういい位置でレースを進めます。10km手前で先頭がスピードアップし、集団が2つに割れると名取選手は後方集団に。最後は先頭と23秒差でタスキは第2走者へと渡りました。
世界レベルの外国人選手がスピードを競う2区には、成長著しいジェームス・ムオキ選手を起用。ムオキ選手は名取選手からタスキを受け取ると快調に前を追い、8.3kmの短い区間で9人を抜き、17位で渡されたタスキを8位まで押し上げる好走を見せました。この勢いをそのまま後続へとつなぎたい3区でしたが、タスキを受けた米満怜選手はなかなか調子が上がらず21位と大きく順位を落としてしまいます。
最長区間4区を任されたのはルーキーの星岳選手。21位でタスキを受けると、前半10kmは1万メートルの自己ベストペースで前を追い、2人を抜いて区間中盤で19位に。また、後方から追い上げてきた選手にも積極的につくなど、終始攻めの走りを見せましたが、終盤ややペースを落とし21位で5区大山憲明選手につなぎます。
強風の影響をもっとも受ける5区を初めて走ることになった大山選手でしたが、序盤、前の集団を追い切れずに単独走を余儀なくされ、体力を消耗。ひとつ順位を落としてしまいます。初出場で6区を任された伊勢翔吾選手も、強風吹き荒ぶタフなコースに苦戦。23位でタスキはアンカーへ。初のアンカー区間を任された今回最年長の西池和人選手は、風に苦しみながらも粘り、2人を抜いて21位でフィニッシュしました。
新しいチーム体制のもと、チャレンジャーとして臨んだ今回のニューイヤー駅伝。順位こそ厳しいものとなりましたが、この舞台でしか得られない貴重な経験の中から若い選手たちが得た学びや課題は少なくありません。今回蒔かれた種を大きく育て、今後の飛躍へと必ず繋げていきます。
テレビの前で熱い声援を送ってくださったみなさま、誠にありがとうございました。未来へ向けてさらにチャレンジを続けていきますので、引き続き温かいご声援をお願いいたします。
詳細は以下の通りです。
成績
総合
順位 | 出場チーム | 記録 |
---|---|---|
21位 | コニカミノルタ | 4時間59分15秒 |
個人成績
区間 | 出場選手 | 記録 | 総合順位(区間順位) |
---|---|---|---|
1区(12.3km) | 名取 燎太 | 35分04秒 | 17位(区間17位) |
2区(8.3km) | ジェームス・ムオキ | 22分34秒 | 8位(区間9位) |
3区(13.6km) | 米満 怜 | 38分56秒 | 21位(区間30位) |
4区(22.4km) | 星 岳 | 1時間05分33秒 | 21位(区間15位) |
5区(15.8km) | 大山 憲明 | 50分00秒 | 22位(区間28位) |
6区(12.1km) | 伊勢 翔吾 | 38分19秒 | 23位(区間27位) |
7区(15.5km) | 西池 和人 | 48分49秒 | 21位(区間22位) |