Why KONICA MINOLTA
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インクジェット捺染の可能性を大きく広げてきたコニカミノルタのデジタルテキスタイルプリンター。先駆けとなる第1号機を1999年に発売してから、その活躍の場は、全世界に広がっています。服飾のライフサイクルが短縮し、市場への投入スピードは加速の一途をたどっています。市場の要望に応えうる生産性と安定性を誇るマシンと、迅速かつ丁寧なサポートがお客様のビジネスを支えると共に、高い品質と再現性で、デザイナーがテキスタイルに込めた想いまでもカタチにします。長年培ってきた技術はもとより、環境負荷の低減を何よりも重要視する当社のミッションには、今、世界中のコレクションメゾン、ファッション業界が注目しています。
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System
布は硬さや編み方が生地ごとに異なり、まるで生き物のように品質が変わります。ミクロン単位で要求される印刷品質を重視すれば、その分生産性が失われ、リードタイムの短いデジタル機のメリットが失われます。そのため、従来捺染でテキスタイルへの知見の高いお客様先へ設置され、二人三脚で試行錯誤を繰り返しながら開発を行って参りました。昨今のニーズに応えるべく開発した高速機では、布の搬送速度が超高速になり、速度が速いほど搬送量を一定に保つことは難しくなります。その結果生まれる濃度ムラを防ぐためには、画像に及ぼす影響を最小にしつつ、搬送精度を維持する技術が必要です。特に安定稼働を実現するには、搬送ベルトとインクヘッドの高度な制御技術がカギとなります。さらに何十万というノズルから吐出される液滴の状態をセンシングしてノズル欠を正確に検知、ヘッド位置の数ミクロンのズレをデジタルカメラによる画像処理技術で補整、搬送時に起きる布浮きなどのトラブルも事前に検知することで、搬送・印刷のメカニズムが有機的に連動し、デジタル機ならではの提供価値を生み出す事を可能にしています。
Printhead
優れた画質を保ちながら、いかに高速印刷することができるか。その要となるのがインクジェットヘッド。理想とする画質のため、自社で開発した技術でお客様に価値を提供するため、その想いで辿りついたのがシェアモード型インクヘッドです。使用するインクの制限を受けにくいピエゾ型のインクジェットヘッドの中でも、特に高密度化が可能な構造で、その分高い精度での量産レベルが要求されます。そのためコニカミノルタでは「MADE IN JAPAN」のクオリティを突き詰め、高い品質のインクジェットヘッドを継続して安定供給する事を目指し、精密加工技術を駆使してインクジェットヘッドを生産しています。微細加工技術のかたまりともいえるインクジェットヘッドの製造には、ミクロン単位の高度な微細加工技術が求められます。 コニカミノルタは、ヘッド射出特性に影響するノズルやインク流路を高精細高精度に加工しています。何より常に安定した性能を実現することは、お客様のビジネスのご要望に、必ずお応えできると確信しています。
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Ink
長年の写真事業で培った有機材料技術を元に、徹底的に染料をスクリーニングした結果、分散染料、反応性染料、酸性染料それぞれにおいて、色再現域が広く堅牢性にすぐれた各色の染料を見出しました。調合後から数日内に使用されることが多い通常の捺染色糊に比べて、インクジェットではインクの長期保存が求められますが、そのレベルに十分に応えるだけの保存安定性を獲得しています。デジタル印刷において、インクの選択肢を広げる事は、何よりお客様のビジネスの拡大に直結します。しかし、一番大切にしなくてはならない事は、印刷物が直接お客様の肌に触れる、という事です。設計開発段階から厳密な製品アセスメントを実施、皮膚刺激のない安全な材料を使用するだけでなく、各種安全性試験を実施し、発がん性物質を排除した環境にやさしいインクをご提供しています。発色性やコストを追い求めるのでなく、お客様に長く安心して洋服を楽しんで頂く、その強い想いの元、コニカミノルタのインクは開発されているのです。
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製品情報
インクジェット捺染プリンタは、従来のスクリーン捺染で必要とされていた製版や色糊調合が不要のため、多品種・小ロット生産に迅速かつ手軽に低コストで対応できる革新的染色法として脚光をあびています。 コニカミノルタのNassengerシリーズは、テキスタイル用に新たに開発した小液滴・高密度多ノズルインクジェットヘッドにより、鮮鋭性と高濃度の品位を両立させながら、布用プリンタとしては最速クラスのスピードを実現し、生産効率を格段に高めました。
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お客様事例
コニカミノルタテキスタイルプリンターを導入した企業様の事例をご紹介します。
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ショールーム
コニカミノルタのテキスタイルプリンターでプリントした作品事例をご紹介します。