大会結果詳細
2017年 1月1日(日・祝)
第61回 全日本実業団対抗駅伝競走大会
第61回全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)が、2017年1月1日(日・祝)に群馬県庁を発着点とする7区間100kmのコースで行われ、全国6地区から予選を勝ち抜いた全37チームが出場し、駅伝日本一を競いました。
コニカミノルタ陸上競技部は3年ぶりの頂点を目指して挑みましたが、結果は惜しくも5位入賞でした。
大事な1区を任されたのは設楽啓太選手。万全な状態ではありませんでしたが、スローペースに助けられ先頭集団をキープ。粘っていたもののラスト2kmで集団から脱落、トップと32秒差で28位と出遅れ苦しい展開となりました。
2区はインターナショナル区間。世界トップクラスの外国人選手が集まる中、ニューイヤー駅伝デビュー戦のサムエル・ムワンギ選手が流れを取り戻す攻めの走りで16人を抜き、チームを12位(トップと53秒差)に押し上げました。
3区は3年連続で菊地賢人選手。気持ちのこもった走りで、一人また一人と確実に前方を捉え8人を抜く力走。4位で中継(トップと1分06秒差)し、優勝戦線に踏み止まりました。
この時点で優勝候補のトヨタ自動車を含むライバルチームが上位に進出し、どのチームにもチャンスが生まれました。
エース区間、花の4区を託されたのは、ルーキーの神野大地選手。序盤で服部選手(トヨタ自動車)と設楽悠太選手(HONDA)と2位集団を形成。後半勝負に備え、敢えてハイペースには付き合わず自分のペースを貫くもイメージ通りの走りが出来ず、4位から7位と3つ順位を落としてしまいました。しかし、エースとしての意地を見せトップとの差を38秒まで縮めました。
5区は昨年同区で激走を見せた山本浩之選手。優勝を諦めない気迫溢れる渾身の走りで一時は先頭集団に9秒と迫るも、中盤以降伸びず我慢の展開となりました。苦しみながらも3人を抜き、順位を4位まで戻す力走を見せてくれました。
6区はキャプテンの宇賀地強選手。怪我からの復帰直後で練習もままならない状態での起用となりました。気持ちを全面に出しながらも序盤からスピードが上がらない厳しい状況の中、持てる力の限り必死に走り抜き、襷をアンカーへ繋ぎました。
7区アンカーは昨年に続き、野口拓也選手。最後の砦を任された野口選手は前だけを見て猛追。一つでも前の順位を狙い最後まで諦めることなく粘りましたが、2人をかわすので精一杯。残念ながら優勝は叶わず5位でゴールしました。
なお、7区の野口選手は、2年連続区間賞を獲得しました。
沿道やテレビの前で応援していただきました皆様、熱い声援ありがとうございました。
宿題・課題が明確になりましたので、来年こそは王座奪還を狙うべく選手・スタッフ一同、気を引き締めて精進いたします。
引き続き、応援をよろしくお願いいたします。
詳細は以下の通りです。
成績
総合
順位 | 出場チーム | 記録 |
---|---|---|
5位 | コニカミノルタ | 4時間52分26秒 |
個人成績
区間 | 出場選手 | 記録(区間順位) | 総合順位 |
---|---|---|---|
1区 12.3km | 設楽啓太 | 35分47秒(区間28位) | 28位 |
2区 8.3km | サムエル・ムワンギ | 22分31秒(区間5位) | 12位 |
3区 13.6km | 菊地賢人 | 38分39秒(区間4位) | 4位 |
4区 22.0km | 神野大地 | 1時間03分49秒(区間7位) | 7位 |
5区 15.8km | 山本浩之 | 47分00秒(区間3位) | 4位 |
6区 12.5km | 宇賀地強 | 38分32秒(区間25位) | 7位 |
7区 15.5km | 野口拓也 | 46分08秒(区間1位) | 5位 |