2024年度、陸上競技部に入部した新人2名の素顔に迫ります!
2024年4月、コニカミノルタ陸上競技部に2名の新入部員が加わりました。その一人、佐藤真優選手はどんな選手なのでしょうか。
走ることに楽しさを感じた原点や、ひたむきに打ち込む佐藤選手の強さの背景、実業団の選手として今感じていることなどを語ってくれました。
自分もより強く、より高いところへ
- 陸上を始めたきっかけを教えてください。
佐藤:中学校の先生に勧められて、駅伝部に入ったのがきっかけです。クラブチームに所属してサッカーに打ち込みながら部活では駅伝部に所属し、週7日スポーツに打ち込んでいました。部員が少なく、駅伝大会には他の部活の生徒と一緒に出ることもあり、皆で集まって成し遂げる楽しさを感じ陸上で感じる楽しさが次第に増し、中学3年生からは陸上1本に絞りました。
マラソンに関しては大学の先輩でもある柏優吾選手に大きな影響を受けました。大学の陸上部ではマラソンに出る選手が少なく、あまり意識していませんでした。そんな中、身近な存在の柏選手がパリ五輪選考レースであるMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)への出場を決めた2022年北海道マラソンを中継で観たときに、自分自身もより強く、より高いところを目指したいと思いました。
- 実業団選手として活動するにあたり、なぜコニカミノルタ陸上競技部を選ばれたのですか?
佐藤:自分の強みを活かせる種目をやれるところまでやりたいと思い、大学で陸上を続けました。指導いただいた酒井俊幸監督(東洋大。元コニカミノルタ選手)からは、職場の人から教えてもらうことも多かった、という話など聞き、競技以外の経験からも成長したいと思い、実業団で競技を続けたいと思うようになりました。
コニカミノルタ陸上競技部の監督、コーチは、「強いチーム」の理由を知っています。そのなかでチームと一緒に自分も強くなりたい、と思ったのが入部決めた理由です。
また、コーチ含め若いチームであることも理由でした。大学2年生のときに参加した合宿で、まず溶け込みやすい雰囲気を感じ、自分もチームもこれから成長していくイメージが持てました。歳の近い先輩が多いので、寮でもトレーニングメニューの情報交換など、話しやすいですね。
諦めない精神力をフィジカルの強さに
- 業務と選手の両立はうまくできていますか?
佐藤:毎日覚えることばかりですが、学生の頃とは全然違うことに取り組んでいるので、とても新鮮で楽しいです。
社会人として働いていること自体が大きな変化ですが、時間や気持ちにメリハリがついたことも大きな違いです。大学入学と同時にコロナ禍だったので、寮でオンライン授業に出た後に練習、という毎日でした。陸上のことばかり考える日々だったんです。
入社して2ヶ月経ち、仕事と陸上のメリハリがはっきりとある生活リズムが出来ました。出社して作業着を着たら仕事、ユニフォームを着たら陸上、と自然に気持ちが切り替わります。
- 自身が考える選手としての強みを教えてください。
佐藤:小学校3、4年生の夏休みは友達と一緒に走るのが日課になっていて、本当に走っているだけなのになぜかとても楽しくて。この体験は、走ることに楽しさを感じた原点だと思います。サッカーでもサイドで多く走るスタイルでした。
私の強みは粘れるところ、辛くなったときにも諦めずにやりきれるのが自分の持ち味だと思います。長距離の序盤できつくなるほうですが、勝ち切れることが多々ありました。大学のスタッフ、周囲からも「粘り強い」と評価されることが多く、強みなのだと自覚するようになりました。地道な練習の反復が多い競技だと思いますが、飽きずに継続できる精神力は、長距離でのフィジカルの強さにも繋がると思います。
- 今後 成し遂げたいことや目標はありますか?
佐藤:コニカミノルタ陸上競技部の一員として、ニューイヤー駅伝で優勝を実現したいです。チームのなかでメンバーと共に強くなり、個人ではマラソン日本代表になることが目標です。また、競技を通じて目指しているのは、日ごろの競技生活を支えてくださっている多くの方の活力になる走りです。駅伝の場合、きつくても攻める走りが、次の区間の選手にもつながります。
レースで結果を出すためには、練習が基本になります。日頃の練習から、より高いレベルに挑戦し、「走りで伝える」を追求していきたいです。
- コラムをご覧の方に一言お願いします。
佐藤:このチームで活動できることを嬉しく思っています。「強いコニカミノルタ」を体現できるように、そしてチームの顔にもなれるよう結果を残していきたいと思います。
2024年4月、コニカミノルタ陸上競技部に2名の新入部員が加わりました。その一人、平山大雅選手はどんな選手なのでしょうか。集中力を強みにしたこれまでの経験や、駅伝への強い思いを語ってくれました。