密着! 名取燎太選手の一日
トップレベルの競技者であると同時に、ビジネスパーソンとしての顔も持つコニカミノルタ陸上競技部の選手たち。彼らは普段どんな職場で、どんな業務に携わっているのでしょうか。今回は名取選手の職場での仕事ぶりをご紹介します。
PROFILE
名取 燎太(なとり りょうた)
2021年入社。産業印刷事業部に在籍。最新鋭の産業印刷ソリューションを顧客に体験してもらう施設CEC(カスタマーエンゲージメントセンター)の運営・管理業務などに携わっている。
名取 燎太(なとり りょうた)
名取燎太選手 一日のスケジュール
5:30 起床
5:55 朝練習
コニカミノルタ陸上競技部員の朝は、朝練から始まります。「朝がめちゃめちゃ苦手」という名取選手ですが、毎日葛藤しながらも5時半に起きて、チームでの朝練習に励んでいます。その後、寮に戻って身支度をし、寮の食堂で朝食をとってから会社へと向かいます。
8:30 出社
職場は東京サイト八王子。ここにはデジタル産業印刷の体験型ショールームCEC(カスタマーエンゲージメントセンター)があり、世界各国から集まるお客様に向けて印刷の体験や価値提案を行っています。名取選手はお客様に提案する印刷物のサンプルを自ら考え作成したり、機械に不具合があればメンテナンスを行うなどしています。担当しているのは、紙に箔押しやニスなどの加工ができるMGI社製の加飾印刷機。この機器のオペレーションも現在習得中です。また、現在メインで取り組んでいるのが、出力に適した印刷環境を作り出すためのショールーム内の温湿度管理とCO2の測定です。これまで手動で行ってきたデータ取得を小型コンピュータを使って自動化することで、印刷環境のさらなる安定化とCO2の見える化を実現し、お客さまが安心して来館できるようなショールームづくりを目指しています。
入社当初は朝練を終えてから出社するという生活サイクルに慣れることが大変だったという名取選手。合宿などで長期間職場を離れてしまうと、仕事のリズムや感覚を戻すのに今も苦労しているそうです。心掛けているのは一度覚えたことは忘れないようにすること。そのためにメモは欠かしません。
12:00 昼食
昼食は社員食堂で食べることが多いそう。
「お昼に社食でちゃんとしたものが食べられるのもいいですね。何もなかったらコンビニで済ませがちなので(笑)」
13:00 オフィスワーク
ショールームに隣接した居室では、フリーアドレスの作業スペースがあります。ここでは在庫管理・発注・検収などお客さま対応を陰で支える業務をおこなっています。
「仕事内容自体はいつも新鮮で面白いです。高価な印刷機を扱う時は緊張しますけど・・・。社内外のさまざまな方とやりとりする機会があるので、社会人としてのメールの言葉遣いなども日々学んでいます」
14:30 午後練習
ここからは陸上競技者としての時間が始まります。コーチの組んだメニューに従って、チームメイトとともに切磋琢磨します。
「僕の場合、業務と競技の切り替えで苦労したことはないです。学生の時も授業と部活、2つのことをやっていたので、切り替えに関してはその延長のような感覚です。会社に行くことで生活リズムが整うというメリットもありますね」
18:30 夕食・22:30 就寝
練習後が終わったら入浴、そして寮での夕食。翌日の朝練に備えて就寝は22時30分と早めです。選手にとって、疲労回復のために睡眠も、大事な仕事のひとつです。
職場インタビュー
業務や職場での様子について名取選手、そして職場の先輩今井梢平さんに話を聞きました。
職場の人たちとのつながりが競技の励みに
名取
「会社の業務に携わることで、会社をより深く知ることができていると思います。また、仕事を通して職場の人たちとの関係が深まることで、レースや駅伝で頑張ろうと一層思うようになりました。みなさんにはすごく応援してもらっているなと肌で感じていて、その存在は、大会だけでなく普段の練習のモチベーションにもなっています。ありがたいですね。ここ最近、故障であまり試合に出られなかったので、これからみなさんの期待に応えられるよう頑張っていきたいです。」
職場に新しいコミュニケーションが生まれている
今井
「名取さんは、業務を進めるうえで大切な仲間です。どんな業務にも前向き取り組んでくれています。当部署で最も若手でフットワークも軽やかなので、いろんな場面で活躍してくれています。彼がいることで、部署のみんなで大会結果を共有したり応援動画を制作したりと、職場に新しいコミュニケーションが生まれて、団結力が増したように思います。今、名取さんには英会話にも取り組んでもらっているんです。英語の得意な先輩社員が、名取さんが国際大会で活躍した際に英語でインタビューの受け答えができるようになって欲しいという強い願いで指導を買って出てくれています。本人も楽しんでやっているみたいですね。名取さんには世界に羽ばたく選手になって欲しいとメンバー一同願っています!」
名取選手の職場での素顔、いかがでしたか? 職場の先輩たちに背中を押してもらいながら、仕事にも競技にも、そして英会話にも真剣に取り組む名取選手。国際大会の表彰台で英語インタビューに答える姿を見る日もそう遠くなさそうです。
トップレベルの競技者であると同時に、ビジネスパーソンとしての顔も持つコニカミノルタ陸上競技部の選手たち。彼らは普段どんな職場で、どんな業務に携わっているのでしょうか。今回は米満選手の職場におじゃまして、そのお仕事ぶりと職場での素顔をご紹介します
CEC(カスタマーエンゲージメントセンター)
製品を体験してもらうだけではなくお客様と一緒に試行錯誤したい、想いをカタチにしたい、という願いのもと開設した共創型ショールームです。