知的財産活動の方向性

持続的な価値創造に向けた知財活動

当社の知財戦略・知財活動は、事業活動によるOUTPUT、OUTCOMEを生み出す源泉として当社の価値創造プロセスに組み込まれ、市場の信頼につながるブランド形成、各事業の競争力強化、さらには将来的な社会課題の解決に向けたソリューションの提供を支援しています(図1)。事業活動によって創出されたOUTCOMEは知的財産への再投資の原資となり、持続的な価値創造活動が実現されます。また、知的財産への投資を、成長戦略の核となる技術や製品・サービスへ集中させ、投資配分を成長領域にシフトすることにより、当社の中期経営計画で掲げる事業ポートフォリオ転換を推進しています。知的財産には特許、意匠、商標、著作権などの知的財産権、ノウハウ、データなど様々なものがあり、個々の事業活動によって、その競争力の源泉となる知的財産は異なります。当社は製造業を基本とするため、顧客価値を生み出す技術を守る有効な特許資産の形成を主軸としながらも 、事業ポートフォリオ転換に伴い、事業形態・事業環境に応じてノウハウなどの保護、データ利活用のための契約スキーム創設など、知財ミックス戦略を展開しています。この中でも特に特許においては、当社内の指標を用いた評価は勿論、客観性の担保・他社との対比可能な評価指標として、外部の特許分析ツールによる指標を組み込んだ評価も実施しています。

図1. 持続的な価値創造に向けた知財活動

* 関連情報:
統合報告書2022
p18. 2025年度に向けた経営方針
https://www.konicaminolta.com/jp-ja/investors/ir_library/ar/ar2022/pdf/konica_minolta_ar2022_j_03.pdf

統合報告書2022
p5. コニカミノルタの事業
p6. 価値創造プロセス
https://www.konicaminolta.com/jp-ja/investors/ir_library/ar/ar2022/pdf/konica_minolta_ar2022_j_02.pdf