5. 質疑応答
約60分のペース走の後、水分補給、整理運動を終えたら、質疑応答タイムへ。トレーニング方法やモチベーションの高め方、コンディショニングについて、さまざまな質問が出ました。その一部をここでもご紹介します。
- ゆっくり走る練習の必要性はあるのでしょうか?
- 動作をゆっくりすることによって、フォームの崩れが確認しやすくなります。きちんとお尻が使えているか、腰が落ちていないかなどをチェックしながら走るなどすれば、効果的な練習になります(小澤コーチ)
- インターバル走はどうやって行えばいいですか?
- 「300mの全力走→300mジョグ」のセットを10本が基本です。もし途中で強度が高すぎると思った場合は、ジョグの部分を歩いてもOKです。一般道でこれを行うのは難しいと思いますので、トラックで行うことをおすすめします(小澤コーチ)
- 単調なコースを走るときなど、モチベーションを高める方法を教えてください。
- 自分の好きなものと絡めると、気分が上がってきやすいと思います。自分の場合はクルマが好きなので、トレーニングコース上に自動車のディーラーを巡るルートを設定してそれを目標に走っていました(迎コーチ)。
- レース前に身体が冷えるのですが、温めるいい方法はありますか?
- ホットクリームといって、塗ると暖かくなるものを使っていました。種類によっては暑くなりすぎるものもあるので、レースの気温に合わせて使うといいと思います(迎コーチ)。
- 現役時代はゼッケンの裏側にビニールを貼って、風よけにしていたこともありましたが、これは今でも使えると思います。(小澤コーチ)
- しっかり練習していると思うのですが、記録が伸びていきません。なぜでしょう?
- 原因は一つではないと思いますが・・・、しっかり練習をしているというのであれば、オーバートレーニングが疑われます。一度しっかり休んでもいいかもしれません(小澤コーチ)。
- 練習日誌をつけると、客観的に自分を見てベストの状態を把握するのに役立ちます。良かった時を基準にして、今がいいのか悪いのか判断できますし、練習が行き当たりばったりではなくなるので、休みの判断もできるようになると思います(迎コーチ)。
6. 閉会式
緊張感となごやかさのバランスがとても良かった今回のランニングクリニック。閉会式に差し掛かるころには、2週間後のレースに向けてポジティブな空気が醸成されていきました。
小澤コーチ
今日お伝えした補強運動、特にお尻を使うことを忘れずに。レース頑張ってください!
迎 コーチ
まだまだ伝えきれないことがたくさんありますが、ここでみなさんと直接交流できたので、今後もサポートしていければいいかと思っています。
クイラ選手
一般の人たちと触れ合う機会がこれまであまりなかったので、今日は本当に楽しかったです。刺激をもらいました。
参加者のコメント
一人で走るとどうしても怠けてしまことが多くて、初めてこういうクリニックに参加しました。一番の収穫は筋トレですね。腹筋やお尻を使えるようになれば、膝やふくらはぎへの負担も軽減できる、というのを聞いたので今後続けていきたいと思っています。(ハットリさん)
トライアスロンのラン強化のために参加しました。目標はハーフ2時間切りです。動的ストレッチで身体をゆるめてから走る、という部分がすごく腑に落ちて取り入れられそうだな、と感じています。あとトップの選手を間近で見られてすごく刺激になりました。(イダさん)
初めてクリニックに参加しましたが、補強運動やランニングを通じて「自分ってできないことが多いな」と痛感しました。でもそれがすごく収穫だったと思います。あと2週間しかないのですが、今日得たことを生かしてハーフマラソンでは、2時間30分を目指して走りきります!(トキさん)
VAAM試飲会同時開催
今回のクリニックでは、株式会社 明治様ご提供の、アミノ酸スポーツ飲料VAAM製品が参加者全員に配布され、試飲会が行われました。配布されたのは、ヴァームウォーター、スーパーヴァームゼリー、スーパーヴァーム、スーパーヴァーム顆粒、ザバスプロテインゼリーの5種類とリーフレット。ランナーにとって効果的な摂り方や使い分け方についての説明もあり、参加者からは「顆粒のものは苦手だったけど、これは飲みやすい」「これからも飲みたい」などの声が聞かれました。
VAAM公式WEBサイト https://www.meiji.co.jp/sports/vaam/