大会結果詳細
2024年11月3日(日・祝)
第65回東日本実業団対抗駅伝競走大会
前日の雨からは一転、スッキリとした秋晴れの空の下で開催された東日本実業団対抗駅伝大会。コースは、埼玉県庁をスタート、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場をゴールとする7区間、全76.9㎞。お昼にかけて20℃近くまで気温が上昇するなか、全42チームがニューイヤー駅伝への出場枠10枠をかけて、熾烈な戦いを繰り広げました。
コニカミノルタは、この春から宇賀地強新監督が就任。新体制に注目が集まる中、前半に主力をおく布陣で参戦。今大会では8位以内を目標に挑みましたが、暑さと風の中、中盤以降いい流れを作り切れず11位でのフィニッシュ。元日のニューイヤー駅伝への出場を逃しました。
1区は埼玉県庁から宮原小学校前までの11.6㎞。レースの流れをつくる重要な区間を、どんな状況でも対応力がある名取燎太選手が任されました。6.5㎞で先頭集団からGMOが1人で飛び出します。その後ろを追いながら徐々に前との距離を詰め、さいたま新都心駅前では13番手だった順位を11位にまで上げて襷をつなぎました。
外国人区間の2区は北本市南部公民館前までの9.4㎞。ウガンダ出身のロジャース・キベット選手はこの大会が駅伝デビューとなりました。後続の選手を引っ張る形で上尾駅前を通過し、中継所手前では3名の集団走に。「襷を受け取った時はとても幸せな気持ちだった」というロジャース選手。その後も軽快な走りを見せ、順位を3つ上げて8位に浮上。トップとの差を56秒まで縮めます。
区間最長15.1㎞の3区を走るのは宮下選手。落ち着いてレース展開しました。しかし、高まる気温と強くなる風に苦戦し差を詰めることができず、8位でキャプテン米満選手へ襷を渡しました。
後に続く選手が肉薄する中はじまった4区9.5㎞。キャプテンとしてチームを引っ張ってきた米満選手は必死に前を追いかけますが、気持ちとは裏腹に思うように身体を動かすことができず、順位を2つ落としてしまいました。
その後も風が強まる中、5区7.8㎞を走り出した島貫温太選手。入部後初の駅伝となりました。スタート直後から前のチームを追いかけかけましたが、そのペースを維持することができず、順位を1つ落として11位での襷リレーとなりまし
6区10.6㎞を任されたのは駅伝初出場のルーキー平山大雅選手。終始単独走ながら「自分のところで前との差を詰めたい」と追いかけますが、64秒差の11位で松井選手に襷をつなぎます。
最終7区12.9㎞は7月に入部した松井尚希選手がアンカーを担います。「僕にまわった段階で逆転してやる」という気持ちで、諦めずにひとり競技場を目指しますが、前との差が大きすぎて詰め切れず、最終的には11位でのフィニッシュとなりました。
4区までの流れが重要な東日本実業団駅伝。途中までシナリオ通りに進められましたが、、流れを繋ぐことができずチームにとって、悔しいという一言では言い表せないほどの結果となりました。そのなかでも手応えを感じた選手、課題がクリアになった選手もいます。来年のニューイヤー駅伝の出場権獲得に向け、この結果を真摯に受け止め練習に活かしてまいります。
成績
総合
順位 | 出場チーム | 記録 |
---|---|---|
11位 | コニカミノルタ | 3時間49分57秒 |
個人成績
区間 | 出場選手 | 記録 | 総合順位(区間順位) |
---|---|---|---|
1区(11.6km) | 名取 燎太 | 33分54秒 |
11位(区間11位) |
2区(9.4㎞) | ロジャース・キベット | 26分28秒 |
8位(区間6位) |
3区(15.1km) | 宮下 隼人 | 45分25秒 |
8位(区間11位) |
4区(9.5km) | 米満 怜 |
29分15秒 |
10位(区間10位) |
5区(7.8km) | 島貫 温太 |
24分51秒 |
11位(区間15位) |
6区(10.6km) | 平山 大雅 | 30分39秒 |
11位(区間14位) |
7区(12.9km) | 松井 尚希 | 39分25秒 |
11位(区間16位) |
宇賀地強監督のコメント
11位という結果で、目標の8位、ニューイヤー駅伝の出場権である10位を勝ち取ることはできませんでした。前半に主力をおく布陣については、レース展開を見ても外れはなかったと思います。途中までのタイム差を考えれば8位以内も妥当な設定で、そこに対して選手も準備をしてくれていました。しかし、それでも目標に届かなかったのは我々の弱さだと思っています。まずは圧倒的な負けを受け止め、その先を見据えたトレーニングを行っていきたいと思います。