大会結果詳細
2019年 1月1日(火・祝)
第63回 全日本実業団対抗駅伝競走大会
1区(12.3km)西池和人選手
区間31位 36分25秒
序盤からスローペースで進み、誰にでもチャンスがある展開でした。カラダの動きも悪くなく集団前方で余裕を持っていたつもりでしたが、10kmすぎの上り坂で集団に付いて行けず苦しい走りになってしまいました。しっかり上位でタスキを繋いで流れを作ることができず、後のチームメイトに負担をかけました。1年間、ニューイヤーでしっかり勝負することを目標に取り組んで来ましたが、いいイメージで走れたレースが少なかったことが、今日の走りにも出てしまったように思います。チーム5位と言う結果を誰よりも重く受け止めて次に生かします。
2区(8.3km)ドミニク・ランガット選手
区間7位 22分42秒
来日して初めての駅伝でしたけど、とてもよい感覚で走れたと思います。タスキは問題なく掛けることができ、スタートから加速しながら前の選手を抜きながら走れました。監督から設定されていたターゲットタイムは22分45秒でしたが、22分42秒で達成することができ、16人をパスできてよかったです。以前から脚には少し違和感があり、実は3日前にもわずかに痛みが出てしまったのですがケアをしたことで回復して問題なく走れました。今日は応援ありがとうございました。
3区(13.6km)菊地賢人選手
区間8位 38分45秒
12月に練習を中断した期間があったので、少し不安を抱いて挑むことになってしまいました。ただ、3区を走るのは4回目でしたのでコースの走り方や自分の役割を理解して冷静に走れたとは思います。タスキを貰って追い上げるしかないポジションだったので、前半から積極的に走りました。スピードが乗り切らない区間もありましたが、全体的には現状の力は発揮できたと思います(15位から10位へ)。今日はそれぞれがしっかり走って徐々に順位を上げることができたので、もっと底上げを図れれば、また優勝に近づけるのではないかと感じることができた駅伝だったと思います。
4区(22.4km)蜂須賀源選手
区間7位 1時間05分41秒
チームの現状を踏まえて、自分が最長区間の4区を走る心づもりはできていました。そして、MHPSの井上選手と一緒に走るチャンスがあれば挑戦するつもりでいましたので、同時にタスキを貰って並走できて貴重な経験を積めました。5km通過が14分を切るハイペースでしたが、井上さんに付いて積極的に走ることができたと思います。22kmのレースという意識ではなく、前半から攻めて走れたことは今後に生きると思います。不甲斐ない走りをした昨年は、応援の前を走る時に心苦しかったのですが、今日は応援が嬉しく力に変えて走れました。今後は、苦しい場面から再び踏み込めるような力を付けたいと思います。
5区(15.8km)山本浩之選手
区間6位 46分53秒
マラソン明けに怪我をしてしまい、ニューイヤーに向けて12月から1ヶ月しか期間がない中では、なんとか調子を上げて挑むことはできたと思います。5区は個人的にも相性が良く、自信を持っている区間なので、早い段階で前の集団に追いつきたかったのですが、結局最後まで捉えられませでした。結果的に、目標順位の3位のチームとのタイム差が大きく開いてしまい悔しい結果になりました。今回、調整期間が短い中で区間6位でまとめられた点は前向きに考えたいと思いますが、チーム全員が長いスパンで高いコンディションを維持しながら挑むことが上位を目指すためには必須だと実感しています。
6区(12.1km)宇賀地強選手
区間8位 36分43秒
当初から厳しいレースになると覚悟はしていましたが、レースの流れも悪く目標順位の3位には届きませんでした。個人としては、福岡国際マラソンの結果が芳しくなくメンタル的にも調整が難しかったのですが、今年で9年目となるニューイヤーは特別な想いがあるので、最低限のラインで仕上げることはできたのだと思います。気持ちを切らさずに競り合いながら繋ぐことはできました。ただ、もう一歩前へ行けたら、アンカーの谷川が一つ上の順位を目指せたのかなと思うので、まだまだ自分の弱さを感じています。我々が目指す場所はここではないので、一人ひとりが優勝を意識して取り組んでいくことが大切です。
7区(15.5km)谷川智浩選手
区間6位 46分28秒
優勝は厳しい展開だと思っていましたが、チームメイトが粘りの走りをしてくれていたので、自分も1つでも順位上げてチームに貢献しようと思って走り出しました。監督から前半から突っ込んで走るようにと指示されていので、攻めの走りを意識して前を行くSUBARUを抜くことはできました。終盤は4位の富士通の背中も捉えられていたのですが、10km以降タイムが伸びなかったです。あそこから、もう一段上げられる力が今はなかったと言うことです。最低でも区間3位以内でまとめたかったので課題が残りました。ここで終わるようなチームではないので、来年に向けて1年間しっかりと取り組んで行きます。
磯松大輔監督
今年の目標は、先頭争いをした中での3位以内でしたので、後方から追い上げての5位は悔しいです。1区の出遅れが誤算でした。ただし、2区以降の選手たちはしっかりと頑張ってくれましたので、来年につながる結果であると感じています。駅伝経験のないランガットは、難しい展開だった中でも期待通りの走りをしてくれました。また、次世代を担うエース蜂須賀は、日本代表クラスのMHPS井上選手にスタートから食らい付いて走る貴重な経験を積むことができたと思います。来年、チームとしてさらに上位を目指すためには、ベテラン頼りになっているチームから脱却して若手の奮起が必須です。春にはまた新人が入ってきます。若手の一人ひとりが危機感を持ってくれればと思います。