陸上競技部に入部した新人3名の素顔に迫ります!

2022年4月、コニカミノルタ陸上競技部に3名の新入部員加わりました。今までの陸上競技人生を振り返りながら、今の心境を語ってくれたのは川口慧選手。実業団選手としての想い、そしてこれからについて聞きました。

成長できる環境に身を置きたい

- はじめに、陸上競技を始めたきっかけを教えてください。

川口:中学時代、クラブチームでサッカーをやっていたんです。体力をつけるためには長距離をやったほうが良いと言われ、サッカーに活かせればと思い陸上部に入りました。そうしたら思いのほか中長距離の記録が伸びて、そのまま続けていった感じです。
高校でも最初はサッカー部に入ろうと思っていたのですが、先生から「全国を目指せるのは絶対陸上だ!」とすごい熱意で勧誘いただきまして、全国目指すならと思って陸上部に入りました。

- なるほど。学生時代の陸上競技生活はどうでしたか。

川口:伸び悩むってことはあまりなかったのですが、怪我がめちゃくちゃ多かったです。高校、大学とずっと怪我が続いて、本当に苦しんだ時期が長くありました。
そのような中でも大学では、4年間やり通す、そして箱根を走る、という目標があったので、怪我の時期も諦めずに頑張ることができたと思います。やり通そうとする気持ちが強かったです。

- 卒業後、いよいよ入部ですね。なぜコニカミノルタを選んだのかを教えてください。

川口:自分が知ってるコニカミノルタは、高校生の頃ニューイヤー駅伝で見ていた、すごい強かった時代のイメージです。実業団で陸上競技を続けるなら全国トップクラスのチームで、という思いがありました。それで、今少し低迷しているかもしれないですけど、全国を目指しトップで戦える環境が整っているのは、コニカミノルタだと思ったのが理由です。

- トップで戦える環境というのは?

川口:実際に練習に参加してみて、やはりコニカミノルタ陸上競技部は伝統あるチームだと思いました。今まで築いてきたコニカミノルタの実績や歴史が自分にとっての信頼になっていて、ここなら成長できる環境だと思えました。

目標のため、自身の強みと課題に向き合う

- 同じ実業団選手として、ライバルや目標としている選手はいますか?

川口:そうですね…同期がレベルの高い選手ばかりなので、同期全員が目標の選手になっています。自分はトラックで上を目指したいと思ってますが、砂岡はもう完全に日本のトップレベルなので、その選手と一緒に練習できることはありがたいですし、その影響を受けて自分も頑張りたいと思います。
あとは大学の同期で他の実業団チームにいる選手の活躍も少し気になりますね。仲が良いのでめちゃくちゃ意識しているとかではないですけど、結果に一喜一憂したり、俺も頑張ろうと思っています。

- 同期がライバルであり目標なんですね。トラックを頑張りたいというのは何か理由があるのですか?

川口:自分の走りの特性的に、ロードよりトラックだと思っています。また、箱根駅伝では20キロぐらいでしたけど、短い距離のほうが自分に合ってると思っているので、トラックや駅伝で結果を出したいです。

- そうすると、選手としての特徴や強みもそこに関係しているのでしょうか?

川口:そうですね、自分の強みとまで言えるかは分からないですけど。出力が高い方というか、スピード自体は得意な方だと思っています。ただラストスパートで出し切れてるかと言ったら、まだ全然そうじゃないので。単発的なスピードがあっても、やはりそれをレースに活かしきれないところが課題で、持ってるスピードを出し切る力をつけていく必要があると思っています。

- 今一番取り組んでいることは何ですか?

川口:大学の頃、芝生でのジョグやクロスカントリーといった、アップダウンを使った練習等をあまりしていなかったのですが、それが今はメインになっているというか、取り入れた練習がすごく多いです。苦手な点だったので、そういう練習を強制的にでもやれる環境は自分にとってすごい力になっていると思います。自分でも最近、意識して芝生でのジョグを増やしているのですが、絶対力になると思っています。最近走り方がちょっと変わってきたり、なんとなくコツを掴んできた感じはしていて、今後それがどのように転ぶかわからないですが、続けていきたいと思います。

- では最後にコニカミノルタでの目標、成し遂げたいことを聞かせてください。

川口:まずはニューイヤー駅伝でしっかり区間を任せてもらい、チームの良い成績に貢献できる走りをするのが一番の目標です。そういう選手になるには、やはり個人の成績が大切になってくると思うので、個人の能力を上げてチームに貢献できるようになりたいです。目標に向けて頑張りますのでよろしくお願いします。

PROFILE

川口 慧(かわぐち けい)
1999年11月28日生まれ、福井県出身。
学生時代は神奈川大学陸上部にて活躍。5000mの自己記録は13分51秒86。2022年の目標は全種目自己のベスト更新。
川口 慧(かわぐち けい)

2022年4月、コニカミノルタ陸上競技部に3名の新入部員加わりました。その一人、砂岡拓磨選手はどんな選手なのでしょうか。陸上競技を始めたきっかけから、入社の決め手、実業団選手としての想いなど…。インタビューを通じて、砂岡選手の素顔に迫ります。

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