事業における知的財産活動の事例

【プロダクションプリント】

2017年夏の発売以来高い評価を獲得している自動品質最適化ユニット「インテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-501(以下 IQ-501)」に新機能として自動検品機能が搭載されました。※6 自動検品機能では、汚れやイメージ欠けのあるページを自動で検知し、特定のトレイに排紙するとともに、リカバリー印刷を行うことができるため、IQ-501 が提供する品質の確保や作業時間の短縮などの付加価値がさらに強化されます。これらの付加価値を実現する当社独自技術について、 2018年度末までにワールドワイドで約700件の特許出願を行っています。特に、2018年度には「事業戦略対応まとめ審査」※7 により重要な出願の早期かつ効果的な権利取得を図りました。このようにして、当社がお客様に提供する付加価値を知的財産面から強力にサポートしています。

重要特許の抽出 事業戦略対応まとめ審査

日本特許取得件数(積算)

日本特許取得件数(積算)

【ケアサポートシステム】

ケアサポートシステム※8 は、高齢化社会における要介護者の増加と、生産年齢人口減少による介護スタッフの不足という大きな社会課題を解決するために開発された、行動分析センサーとスマートフォンを軸とした介護業務効率化を実現するソリューションです。業務効率化によって生まれたスタッフの時間的・精神的余裕により、従来のケアコールやマットセンサー、介護記録システムでは実現できなかったケア品質の向上を実現します。当社では、この提供価値を実現するアプリやビジネスモデルを保護する基本特許の出願・権利化を行い、特許ポートフォリオの強化を図っています。

ケアサポートシステム

「介護・在宅の見守り」に関する日本特許(公開+特許)のスコアマップ

円の大きさが各社の特許件数を、横軸が最も評価の高い特許の評価値を、縦軸が特許群全体の評価値を示す。

株式会社パテント・リザルト「BizCruncher] を用いて当社作成

※6インテリジェントクオリティオプティマイザーの技術内容を紹介する当社サイト:
> https://www.konicaminolta.jp/business/products/graphic/ondemand_print/iq-501/index.html New window

※7事業戦略対応まとめ審査を紹介する特許庁のサイト:
> https://www.jpo.go.jp/system/patent/shinsa/general/matome_sinsa.html New window

※8ケアサポートシステムを紹介する当社サイト:
> https://www.konicaminolta.com/jp-ja/care-support/service/nursing-home-solution/