IoT/ICT事業特集Talent Profiling

挑戦を可能にする多様性
これこそ、コニカミノルタの源泉。

IoTサービスPF開発統括部
サービス開発部 係長松島 克典

キャリアステップ

  • 2010年

    大学に編入学し、工学部電気電子学科で学ぶ。修学のなかでことに「画像処理」に魅了され、その技術を仕事で駆使していきたいという目標を立てる。

  • 2012年

    ICTを駆使したシステムソリューション、センサ・音声/画像技術・無線・ネットワーク関連機器の設計・開発、プロダクト開発を支える共通基盤開発などを手がける企業に入社。公共事業分野に携わり、ダム河川向け管理システムをはじめとする水資源に関するシステムを担当。

  • 2019年コニカミノルタ入社

    「グローバルな事業の展開に関わりたい」という想いが強くなり、転職を決意。そんななかで絶えず果敢な変革に取り組むコニカミノルタに魅了されて入社。現在、先鋭的なプロジェクトのPMOとして活躍中。

入社前のキャリア

私にとって初めての転職先がコニカミノルタです。前職ではICTを駆使したシステムソリューション、センサ・音声/画像技術・無線・ネットワーク関連機器の設計・開発、プロダクト開発を支える共通基盤開発などを手がける会社で、設計・開発を専門的に担う技術者集団の企業に就職しました。大学で学んだ画像処理の開発に取り組みたいという希望でしたが、志望職務を伝える面談で、上司の話を聞くうちに「お客様と交わりながら仕様を決めて、システムを構築する設計の仕事も魅力的だな」と感じました。
こうして担当となったのが公共事業分野でした。水資源全般に関わる業務で、主たる業務がダム河川を管理するシステムの構築でした。それは新設システムの導入や既設システムの更新・改修するのが任務で、水門ゲートをコントロールするシステムや、放流警報・テレメータ観測(水位、流量、雨量)システムなどさまざまな管理システムの要件が含まれています。さらに、設計だけにはとどまらず、提案営業から見積り作成、予算管理、工事監督にいたるまで、水資源に関する上流から下流まで、全ての過程を経験しました。

コニカミノルタに感じた可能性

前職の企業では、今後、会社がめざす方向性として「グローバル化」というのが挙げられていました。これは私が志望していた海外赴任という目標に合致したものでした。多忙ながらも休日を利用して英語学習に通ったり、海外事業への希望を申請したりと精力的に準備を進めました。しかしながら、会社の主要顧客である自治体や官公庁といった、国内のお客様への依存が依然として高く、私が在籍した7年間、グローバル化に向けた具体的な事業開拓が実現することはなかったのです。それは、これからも旧態依然とした体制がそのまま継続されることを意味していて、それが私の転職動機となりました。
このことを考えてみると、転職先に選んだコニカミノルタは正反対の企業であることがよく分かります。とにかく企業全体で変革しようとするスピードが速く、「新しいことに果敢に挑戦する環境」というのがしっかり整備されているのです。それは、意欲的な姿勢が評価される制度が充実していて、プロパーであろうと中途であろうと全く関係なく正当に評価されます。労働時間などは個人の裁量に任されており、自らのペースで取り組むことができます。まさに、モチベーションを高く維持できるとともに成果が上げやすい環境だと言えます。

現在の活躍

コニカミノルタは、いま大きく変わろうとしています。社内ではその大胆な変革が円滑に進むように、企業全体のIT基盤を整備するプラットフォーム開発のプロジェクトが展開されていて、私もPMOとしてこれに参画しています。この職務を任されたのは、入社してすぐのことですが、それは前職で大きなプロジェクトを成し遂げた経験が評価されてのことだと思います。
従来のコニカミノルタは、「モノをつくって売る」というプロダクトアウト型のメーカーでした。しかし、いまはデジタルの力を活かしてサービスを提供する「デジタルカンパニー」への変革を進めています。そうしたなかで、まったく新しいサービスを一から創り出そうとすると、莫大なヒューマンリソースと予算を必要としてしまいます。しかしながら、いま推し進めている統合的なプラットフォームがあれば、培った技術を全事業部で共有し、利用することができるようになります。そうすることによって、小規模で臨み、進めやすくなります。この計画はかなり革新的な試みで、国内では他に類を見ない大きなチャレンジです。
そしてこのプロジェクトに私自身が関われると思うだけで、刺激的でワクワクするような感覚に襲われます。ですから、これまで培ってきた経験を存分に発揮し、プロジェクトの円滑な進捗を目指して一つひとつの作業に向きあっていきたいと考えています。

今後の展望

いま担っているこのプラットフォームが完成すれば、新しい価値の創造になると同時に、さらにその先をめざした想像・創造の源になるに違いありません。
また、このプラットフォームは、ゆくゆくグローバル規模にまで広げていくことをコンセプトとして推進されています。まずはこのプロジェクトを完遂させて、私自身も前職で果たせなかったグローバルへ進出していきたいと考えています。
未来のコニカミノルタを切り拓く環境はかなり整備されています。企業は規模が大きくなればなるほどコンサバティブになりやすいという傾向がありますが、コニカミノルタは異なります。体制を維持し、利益を出すことだけに汲々とするのではなく、「新しいことに挑戦し続けていく」というアクション自体に、企業が投資をしているのです。そして、そういった企業のダイナミックな舵取りに順応していくだけの能力を社員一人ひとりが備えています。違いを排除するのではなく、多様性を認め、求めていこうとする柔軟で鋭い思考力が漲っています。だからこそ斬新なアイデアが喚起され、議論も活発になり、先鋭的なプロジェクトが推し進められているのだと思います。これこそがコニカミノルタの「源泉」といえるのではないでしょうか。

※内容はインタビュー当時のものです。

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