IoT/ICT事業特集Talent Profiling

コニカミノルタに最強の
ITエンジニア集団を作りたい。

システムプラットフォーム開発センター
第1プラットフォーム開発部 係長山口 敏伸

キャリアステップ

  • 2000年

    大学では情報工学を専攻。卒業後、いったんは家業を継いだものの、諸事情から事業を畳むことになり、20代半ばの頃に3,000名規模のシステム開発会社に入社。ITエンジニアとしてのキャリアをスタート。

  • 2004年

    前職のシステム開発会社にて主に金融系や公共系のシステムのアプリケーション開発に従事。リーダーとしてシステムの仕様策定や設計を担当する一方、プライベートではiPhoneアプリの開発にも挑戦。

  • 2011年コニカミノルタ入社

    新規ソリューションの企画開発などに関わった後、Workplace Hubの立ち上げに参加。さまざまな機能の開発を手がけ、現在はWorkplace HubのMFP機能全体のアーキテクチャを担当。

入社前のキャリア

以前はシステム開発会社に勤務し、金融系や公共系のアプリケーション開発に携わっていました。大手ベンダーからの二次請け案件が中心で、金融業向けのID管理システムや契約システム、あるいは公官庁職員が、屋外での作業で使う業務システムや、防災向け地理情報システムなど、さまざまな分野の開発に携わりました。当初はプログラマーからスタートし、経験を積むにつれて開発リーダーを任されるようになり、キャリアの後半は主に仕様策定や設計を担当しました。一方で、プライベートの時間を使って、当時まだ登場したばかりのiOSを学び、英語の学習アプリを自作し、無料でリリースした結果、ストアのランキングで上位に入ったこともありました。その頃から継続的にソフトウェアエンジニアとしての幅を広げ、技術力を高めることに努めてきました。

コニカミノルタに感じた可能性

転職を考えるようになったのは、結婚がきっかけでした。以前勤めていた企業は給与や労働環境などに少し不満があり、将来のことを考えて、待遇面も含めてもっとキャリアアップしたいと考えるようになり、できれば新しいことに挑戦し、ソフトウェア技術者として大きく成長したいという思いを抱いていました。そのような時に出会ったのがコニカミノルタでした。前職は与えられた仕様に沿って開発するだけの仕事内容でしたが、コニカミノルタならゼロから自社製品を企画し、自分が生み出したソフトウェアをハードウェアに載せて世の中に提供できるということに、とても魅力を感じました。また今後のコニカミノルタの展開として、複合機ビジネスからITソリューションビジネスに強力にシフトしていくということを知り、私が今まで積み上げたキャリアを活かし、活躍できるチャンスも大きいのではないかと、可能性を大いに感じました。事実、入社して以降、Workplace Hubのような、従来のコニカミノルタの常識から外れた斬新なプロダクトやサービスの開発にチャレンジしていますし、その時の私の選択は間違っていなかったのだと感じています。

現在の活躍

コニカミノルタへ入社後は、MFP(デジタル複合機)を統合的に管理するシステムの開発に従事し、ルールペース・プリンティングの仕組みの構築などを手がけました。その後、新規ソリューションの企画開発を担い、ユーザーIDを管理するセキュリティ関連のシステムなどの開発に奮闘しました。そして、社内でWorkplace Hubの開発が立ち上がり、私もそこに参加することになりました。Workplace Hubにユーザー管理の機能を搭載したり、このプラットフォーム上でファイル変換を統一的に行うサービスの開発などを、ヨーロッパのR&DセンターのITエンジニアたちと連携しながらリードしました。元々私はコニカミノルタに入社した時から「グローバルと関わる仕事がしたい」という思いがあり、自分が求めていたキャリアもここで実現することができました。現在はさらにポジションが上がり、Workplace HubのMFP関連機能ソフトウェアの全体アーキテクチャを担当しています。コニカミノルタの今後の命運が掛かる最先端のプロダクトのアーキテクチャを、自らの手で担っていくことに大変大きなやりがいを感じています。

今後の展望

いまコニカミノルタは、Workplace Hubをベースに大胆に新しいビジネスの創造に挑んでいますが、このプラットフォームをさらに進化させていくためには、ITに関する社内のソフトウェア技術力をもっと高めていかなければならないと強く感じています。ヨーロッパのR&Dセンターと協業していると、ヨーロッパのエンジニアはみなプログラミングスキルが非常に高く、刺激を受けることがたくさんあります。一方で、日本ではプログラミングを外部の協力会社に委託するケースが多く、こちらが求めるクオリティを担保するのに苦労することもあります。そうした状況では、やはりスピーディーに優れたITシステムを創り出すのは難しいと感じていて、ソフトウェアの本質を理解し、自らコードを書いてモノづくりができる人財を社内にもっと増やしていきたいと考えています。最近、カナダや中国から優秀なエンジニアが入社し、徐々にその体制が整いつつありますが、まだまだ新しい力が必要です。「自らが創り出すソフトウェアで社会を変えていきたい」という志がある方々を募り、「最強のITエンジニア集団」を作っていきたいと考えています。

※内容はインタビュー当時のものです。

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