IoT/ICT事業特集Talent Profiling

世界に雄飛し、新たなデジタル
プラットフォームを創る。

IoTサービス PF開発統括部 サービス開発部 係長外山 竜也

キャリアステップ

  • 2005年

    大学時代にコンピュータサイエンスを専攻し、新卒で国内の大手SIerに入社。セキュリティソフトのプリセールスを担当し、もともと志向していた海外市場の開拓にも奮闘。

  • 2013年

    米国拠点に赴任。現地のお客様やパートナーへの提案活動を展開する一方、アメリカやカナダのIT企業と協業し、北米市場向けの新たなセキュリティサービスの開発にも挑む。

  • 2016年コニカミノルタ入社

    全世界の複合機ユーザーのお客様に向けたITサービスのプラットフォーム“bizhub MarketPlace”の立ち上げを担う。2017年下期からは米国の開発拠点に赴任。

入社前のキャリア

コニカミノルタに転職する以前は、大手のSIerに勤務し、法人向けのセキュリティソフトのプリセールスを担当していました。しばらく国内のお客様やパートナーへのソリューション提案やテクニカルサポートに携わっていましたが、そのセキュリティソフトを世界に展開していく戦略が掲げられ、もともと私自身「グローバルで活躍できるエンジニアになりたい」という志向だったこともあって、ぜひそれを担いたいと海外への赴任を希望。4年目にトレーニーとしてアメリカの拠点に赴き、欧米やアジアのお客様へのテクニカルサポートを経験し、その後、30代前半に再び渡米して2年半ほど現地に駐在しました。そこではアメリカやカナダのIT企業とアライアンスを組み、北米市場に向けた新たなセキュリティサービスの開発を図り、収益化を果たしました。そのSIerには10年程在籍しましたが、たいへん有意義なキャリアを積むことができたと感じています。

コニカミノルタに感じた可能性

転職を考えるようになったのは、前職のSIerが海外事業を縮小し、国内に重点を置く経営方針を打ち出したことがきっかけでした。やはり日本のSIerが海外で現地の有力なITベンチャーなどと伍して戦うのは、資金力や知名度の面で難しいのが実情でした。私としては、グローバルで得た経験を活かし、もっとスケールの大きな仕事にチャレンジしたいという思いが強く、その機会を求めて転職先を探し始めました。コニカミノルタに注目したのは、歴史ある製造業でありながら“トランスフォーム”というテーマを掲げ、ITを駆使したデジタルビジネスにシフトしていこうという強い意志を感じ、いままさに変革期の企業であることに興味を持ったからです。また面接のなかで、コニカミノルタは優秀なエンジニアを多数抱え「ものづくり」の力には長けているものの、製品を市場に浸透させるための顧客やパートナーとのコミュニケーションの強化が課題ということをうかがい、そこに私が前職で培ったグローバルでのプリセールスやサービス立ち上げの経験が活かせるのではないかと考えたこともコニカミノルタを選んだ大きな理由です。

現在の活躍

コニカミノルタはいま、“bizhub MarketPlace”という新しいデジタルビジネスのプラットフォームを構築し、グローバルに展開しようとしています。これは世界中のお客様のもとで稼働しているコニカミノルタの複合機に向けて、オンラインでさまざまなアプリケーションを提供しようというもの。私は入社後、このbizhub MarketPlaceの開発に関わることになり、お客様がクレジットカード決済できる仕組みを企画し、導入するとともに、システム全体を海外の各販社のERPと連携させる案件をリードしました。入社してすぐにアメリカとチェコに出張し、現地販社の担当者たちとのワークショップに参加。そして2017年1月にまずアメリカとヨーロッパでサービスをローンチし、現在はアジアパシフィックに展開すべく、香港やオーストラリアの販社とコミュニケーションを重ねています。前職でも海外と関わってサービス開発を手がけていましたが、委ねられる裁量は比べものにならないほど大きく、全世界のコニカミノルタに影響を及ぼすようなスケールの大きな案件を自分の裁量で進めていくことができるということにたいへんなやりがいを覚えています。

今後の展望

コニカミノルタのITサービスのプラットフォームとなるbizhub MarketPlaceは社内からの期待も大きく、機能追加の要件が次々と寄せられています。今後の重要な戦略商品である“Workplace Hub”との連携もトップから要請されており、スピーディーに対応していくことがいまの大きなテーマです。そこで近々、bizhub MarketPlaceを開発している米国コネチカット州の拠点に赴任し、自らチームを率いて開発にあたる予定です。これも私自身が希望したことで、変革期だからこそ新たに挑戦しなければならないことが山積しており、やりたいことができるチャンスがいくらでも掴める。それもいまコニカミノルタに参画する大きな醍醐味だと思います。ITサービスの領域では有力な世界企業がひしめいていますが、コニカミノルタは十分に勝算があると感じています。前職で痛感したのは、日本企業が海外でビジネスを立ち上げる際に最も苦労するのが顧客へのリーチ。その点、コニカミノルタは複合機の販売で、世界中のお客様とすでにリレーションがあり、この強力なセールス網は競合にはない大きなアドバンテージだと考えています。これを武器に世界を相手に新しいサービスをこの手で開拓したいと思っています。

※内容はインタビュー当時のものです。

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