IoT/ICT事業特集Talent Profiling

ディープラーニングで、
コニカミノルタにイノベーションを。

IoTサービスPF開発統括部 データサイエンス技術部関井 大気

キャリアステップ

  • 2011年

    大学・大学院とコンピュータサイエンスを専攻。画像認識を専門に研究し、修士課程を修了。

  • 2012年

    学生時代に培った技術を活かした研究開発に取り組みたいと、新卒で大手電機メーカーの技術部門に入社。引き続き画像認識システムの研究開発に取り組み、学会発表なども経験。

  • 2016年コニカミノルタ入社

    データサイエンス技術部に所属し、ディープラーニングを活用した画像認識のコア技術の開発に従事。すでにその成果を新規事業の領域に展開。

入社前のキャリア

私は学生時代に情報科学を専攻し、なかでも画像認識の領域を専門に研究していました。社会に出てからもその技術を究めたいと、大手電機メーカーの技術部門に入社。そこでは新たな画像認識システムの研究開発に携わり、たとえばスポーツの映像データを解析するソフトウェアのコア技術などを開発し、国際会議で発表した実績もあります。また、私がその会社に入社した頃、ちょうど世の中でディープラーニングが注目され始めていて、画像認識の新たな可能性が拓けるのではないかと興味をもって研究していました。その会社には4年半ほど在籍しましたが、たまたま学会でコニカミノルタの技術者の方と接する機会があり、いろいろと話をさせていただくうちに、よりエキサイティングな仕事ができる可能性を感じて転職を決意しました。

コニカミノルタに感じた可能性

私がコニカミノルタに惹かれたのは、学会で技術者とお会いしたことがきっかけでした。実はその方がいまの私の上司なのですが、『コニカミノルタはこれからディープラーニングを使ってまったく新しい製品を生み出していく』という強い意志に触れ、大きな可能性を感じました。昨今、ディープラーニングに注目している企業はたくさんありますが、コニカミノルタの場合、既存の製品をディープラーニングでアップデートするだけでなく、新規事業の領域でいままでにない、まったく新しい製品やサービスを創り出そうとしていて、それがヒットすれば社会に与えるインパクトはきわめて大きい。しかも、ディープラーニングの活用が、コニカミノルタにとっても未知の世界へのチャレンジだということを知り、創造性を発揮できる余地が大きいに違いない。そのことは私に転職を決意させる閾値を十分に超えており、コニカミノルタで新たな挑戦をすることを選びました。

現在の活躍

入社後の現在は、ディープラーニングを専門に扱い、カメラを使った画像認識のコア技術の開発に取り組んでいます。ここで確立した先端技術を全社的に展開し、コニカミノルタの今後の商品開発のベースとなるプラットフォームを創り上げていくことが、いまの私のミッションです。
そのためにまず取り掛かったのが、すでに発表されている製品に搭載された画像認識技術の改良であり、その画像認識の精度をディープラーニングでさらに向上させる開発を担いました。また、それに加えて、新規事業のプロジェクトにも参画し、画像認識部分の開発を担当しています。前職の会社では、事業部や開発部門を介して開発を行うというプロセスだったため、成果がどのように製品に反映され、どのような反響があったのかということは間接的にしか分からなかったのですが、コニカミノルタでは自分の成果がそのまま製品に搭載され、世の中に出ていき、お客様の声をダイレクトに聞くことができる。それは前職の会社では経験できなかったことであり、お客様の生の声を聞きながら開発ができるということに魅力とやりがいを感じています。また、自分の出した成果が製品と直結しているため、どうすればこの技術でマネタイズできるかというビジネス視点を持って開発に臨むようになったことにも成長を感じています。

今後の展望

私はやはり技術志向ですので、やるからには世の中を驚かせるようなイノベーションを起こしたい。私が手がけているディープラーニングはいま世間で脚光を浴びているものですが、その反面、膨大なデータを学習することが前提にあるため、あらゆるシーンで活用できるわけではなく、けっして有効な技術ではないという疑問の声があります。でも私自身はこの分野に大きなポテンシャルを感じており、解決するのは不可能だと思われているような問題を乗り越えて、その可能性を広げていきたいと思っています。コニカミノルタはいま、会社としてそうした新領域を開拓していこうという気概に満ちており、レガシーにとらわれずに大胆なチャレンジができる環境にあります。ぜひ私はコニカミノルタでこの思いを果たしたいと思っています。

※内容はインタビュー当時のものです。

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