チャンスを通じて大きく成長できる場所。

コニカミノルタサプライズとはどういった会社か

経験に裏打ちされた技術力を基に、常に進化を模索するユニークなモノづくり集団

従業員みんながそれぞれの技術を磨き、いろいろな資格を取って、切磋琢磨しています。普通なら専門業者の方に依頼するような設備の保全や自動化、DXも、自分たちでやっています。逆にやりすぎだろうと思う時もあるくらい、技術に自信を持った人財の集団です。作ったトナーをボトルに充填する工場はアメリカやフランス、中国、マレーシアなどにもありますが、トナーやキャリア、感光体などの消耗品を生産できるのは、グループの中でも唯一当社の甲府工場、辰野工場、そして西神工場だけです。ミクロンの世界のものを作り出し、管理し、そして進化させていく・・・プラント技術と生産技術の向上に余念がないですね。

コニカミノルタサプライズの強みとは

外部の方からも評価される抜群のチームワーク

繁忙期など、グループ会社の方に現場に応援に入っていただいたりすることがあるのですが、皆さん口を揃えてチームワークがいい会社だとおっしゃいます。先日、ちょうど応援期間を終えて所属している会社に帰られる方にお話を伺った時も「初めての職場ということで最初は不安でしたが、互いにサポートし合いながら仕事を進めていくスタイルが当たり前になっているから、何かと声をかけてくれたり、わからないことがあってもすぐに教えてくれる。横のつながりだけじゃなく、上下も含めて非常によくコミュニケーションが取れているし、非常に働きやすいですね」と言っていただきました。そういうところは、当社の強みなんじゃないかと思っています。

コニカミノルタサプライズの使命とは

安全面の強化で安定した生産を維持し、さらなる進化を図っていくこと

ご存知の方も多いと思いますが、昨年辰野工場で爆発事故がありました。幸いにして怪我人などは出なかったのですが、お客さまや周辺住民の方々、そして従業員並びに、従業員のご家族の皆さん含め全てのステークホルダーの方々に、大変なご心配とご迷惑をお掛けしました。先に申し上げたとおり、グループの中で消耗品をつくることができるのは唯一当社だけであり、トナーの供給だけは切らしてはいけないという一心で生産を続けてきましたが、今回残念ながらこうした事態を招くことになってしまいました。今回の反省も踏まえ、安全面を強化して安定した生産を維持すること、なおかつ日々学んだことをもとにさらなる進化を図っていく・・・これが、私たちの使命だと考えています。二度と皆さんの期待を裏切ってはいけないと強く思っています。

コニカミノルタサプライズの財産とは

簡単には真似のできない技術やスキルを身につけた人材

やはり人財ですね。例えば、トナーの生産には大きく分けて4つのプロセスがあるんですが、普通にオペレーションって呼べるような、簡単なものじゃないんですよ。常にそれぞれの工程の状況をモニタリングして、その反応具合によって、適切な対応を一つ一つ打っていく。やっぱりそれを一通りやれるようにするには、教育も受けなければいけないし、実務を通して経験していかないとわからない対処方法もある。気温や湿度の変化、材料特性に応じた設備調整が必要だったりとか、非常に奥深い世界なんですね。当社では危険物の取り扱い資格等業務上に必要な沢山の資格も取ってもらっていますし、そういう環境の中でどんどん技術を身につけていった従業員の皆さんは当社にとって一番の財産です。

どういった人材を求めているか

まじめで、挑戦意欲の高い方

やはり、まじめに働いてくれる方っていうのが一番ですが、当社はいろいろなことにチャレンジできる機会があるので、挑戦意欲の高い方・・・この会社を通してステップアップを図りたいとか、人生を豊かにしたいとか、そんな気持ちを持っている方がいらっしゃれば、ぜひ当社で働いていただきたいなと思います。欧米だと自分の仕事の範囲というのが明確に決まっていることが多いのですが、日本って面白くて、あまりそういうこだわりってないですよね。余白があるというか、専門性ももちろん重要ですが、逆にいろいろな分野で活躍できる人も重宝がられたりもする。そう考えてみると、当社はトナーや感光体、それからインクの生産も今はやっていますし、なおかつそれを支える生産管理だったり、設備保全、生産技術、品質保証、会計財務、人事総務など、さまざまなところにチャンスがあるんですよ。「人は石垣、人は城」4番バッターばかりでは会社は成り立たない。そして、もちろん拠点も多いですし、海外の工場とのつながりもある。本当に成長したいという意欲を持つ方には、とにかくたくさんのチャンスを与えられる環境にあると思っています。

目指すビジョンは

より安全に、安定して生産できる体制を整えつつ、広がる需要に応えていく

もっと安全に、もっと安定して生産を図れるためにということで、開発・生産と一体になった部署を新規で発足し、今まで以上に安全と生産性向上に対する強化を図っていきたいと考えています。具体的には、設備の設計段階、導入段階、オペレーション段階でのリスクアセスメント強化、日常の安全衛生管理や5S活動と組み合わせて、しっかり安全を担保していくというところを進めています。なおかつ人の感覚・経験だけではわからないところ・・・予知保全っていうんですけど、DXの力を使ってデータを解析して、設備トラブル等による生産停止リスクを未然に防ぐ、そういうところも今以上に強化していきます。

今、ペーパーレスの時代と言われる中で、この先どんどんトナーの需要が減っていくのでは?と不安に思われる方も多いと思いますが、実はそんなことはないんです。確かにオフィスでコピーを取る回数は減っているものの、印刷技術の進化によって活用の幅が広がり、高彩度トナーを使ったポスター、カタログ、チラシ、会社案内などの商業印刷や、インクを使った服やカバンなどへのテキスタイル印刷の分野はどんどん伸びているんですね。ですので、今後もビジネスが縮小するということはないし、そういうビジネスがあるかぎり、消耗品は絶対に必要になる。安心して飛び込んできてほしいですね。

未来の社員にアドバイスを

多彩な人生経験が成長の糧となる

2014年から5年間フランスで働いたあと、帰国して元々やりたかった無農薬野菜作りを始めました。色んな種類の野菜を一通り作って気付いたのですが、「野菜作りと人作りは同じ」だと感じました。野菜にも人にも個性があり、肥料のやり方も違うし水のやり方も違います。ちゃんと成長過程を観て、的確に対応してあげないと、虫に食べられたり、枯れてしまって成長しない。それって、人材育成と一緒なんですよね。従業員も話しかけて、聴いてあげて、観てあげる。適切なアドバイスして、必要だったら教育をしてあげる。出来ていないところがあれば、きちんとフィードバックすることで成長する。ちゃんと対応してあげると、しっかりと実をつけて美味しい野菜ができる。こんなふうに仕事と違うことでも学ぶことがあると思ってます。だから、若いうちは特に、いろんな体験、経験を積んでみてください。そこから得るものが必ずあるはずですよ。