インクジェット捺染プリンタは、従来のスクリーン捺染で必要とされていた製版や色糊調合が不要のため、多品種・小ロット生産に迅速かつ手軽に低コストで対応できる革新的染色法として脚光をあびています。
コニカミノルタのNassengerシリーズは、テキスタイル用に開発した小液滴・高密度多ノズルインクジェットヘッドにより、鮮鋭性と高濃度の品位を両立させながら、布用プリンタとしては最速クラスのスピードを実現し、生産効率を格段に高めました。
スタート当初から、システム、プリントヘッド、インクという３つのテクノロジーを柱に開発が進められてきたデジタルテキスタイルプリンター。三位一体となった独自の開発体制は、製品のレベルを高め、そのクオリティを保ち続けていく上で、想像以上の効果をもたらしています。
世の中にある多くのテキスタイルプリンターは、様々な企業の製品の組み合わせで出来ています。もし万が一トラブルが発生すれば、個別にサポートを依頼する必要があり、それぞれの企業の利害が対立すれば、真の原因の特定が難しくなります。
コニカミノルタではこうした状況を防ぐため、特にコアなパーツとなるシステム・プリントヘッド・インクを自社開発することで、迅速な復旧を可能とするだけでなく、お客様の使用状況を共有し効率の良い連携を取ることで、システム全体としての性能を高める事を実現しています。
このようなお客様とのOpen&Honestの関係で三位一体のテクノロジーを推し進める事が、導入ポイントになり、高い信頼性に繋がっています。