ひまわり・安城様

120部屋からなる特別養護老人ホーム。従業員の職場環境整備のために革新技術を導入していこうと考えられ、数あるシステムを比較し一番合致したとご判断くださり、施設を設立する際に導入いただきました。

社会福祉法人愛生館 理事長
小林 清彦様(右)
ひまわり・安城 事務部部長
小林 洋平様(左)
※2018年11月時点の情報です。

技術革新機器で従業員の職場環境整備を

サービスの質を担保するのは人だと思っています。加えて、人が成長しないと組織も成長しません。業界は日々変化しており、当施設もそれに対応すると共に、変革を進めています。また、新たに入職してきてくれている方々は、特にその変革を期待していると認識しています。そうした従業員の方々の職場環境整備を考えた時、介護現場においても技術革新をした機器が必要だと思い、導入していこうと決意しました。
近年、見守り機器の技術革新はめまぐるしいものがあります。その変化を見ている中で「IoT情報の集積」、「AIによる判断」という視点で見たときに、コニカミノルタの「ケアサポートシステム(旧ケアサポートソリューション)」が一番合致していると感じました。さらに、部屋全体の情報をカメラ映像に基づき処理するというシステムに、将来的な機能の発展性も考えて導入に至りました。

訪室か見守りかの判断が可能に

具体的な使い方としては、起床離床通知を一番活用しています。今までのセンサーは、通知があっても訪室しないとその状況や必要性、緊急性等が把握できませんでした。しかし、ケアサポートシステムは、通知があった際にスマートフォンから画像や動画で入居者さんの様子を確認できるので、訪室をすべきタイミングなのか、見守るべきタイミングなのか判断ができるようになりました。結果、訪室する為の動線が短縮するなど、業務が効率化できた分は、入居者さんのサービス向上に充てることができました。

転倒エビデンス動画で看護師とのコミュニケーションを円滑化

転倒が発生した際のエビデンス動画(転倒前後を記録)を活用することで、看護師とのコミュニケーションがより円滑に行えています。今までは、担当者の推測で看護師へ状況説明していました。その為、夜間でも看護師が施設に出かけなければならない事が多々ありました。それが現在は、床に転んだ理由が「ベッドからのずり落ち」なのか、「歩行時の転倒」なのかを判断して報告する事ができるようになりました。転倒時に従業員が入居者さんの居室に不在であっても、動画を元に事実に基づいて説明することによって伝える側の言葉に説得力がついてくるのだと思います。
また、対策を立てる上でも推測を元に検討するのではなく、動画によるエビデンスを元にすることで実効性の高い対策を立てられます。さらに、勉強会などの従業員同士の情報共有においても、自施設の動画を見て状況や対策を説明できるので勉強会の内容がより具体的になり、効果の高い事例共有ができています。