まーめいど様

30室からなる住宅型有料老人ホーム。最新のICT機器を導入した新たなワークフロー構築に積極的に取り組まれ、関西エリア初となるケアサポートシステム(旧ケアサポートソリューション)を導入されました。

医療法人社団 谷掛整形外科診療所副院長兼
住宅型有料老人ホーム まーめいど 施設長
谷掛 洋平様
※2017年7月時点の情報です。

当施設は、入居者様はもちろんの事、入居者様のご家族、スタッフ、全ての方々が幸福になれるように相手の立場に立って考える行動習慣を徹底し、学び続けることをコンセプトとして心の通った最善のケアの提供に努めております。 またハード面としても隣接する医療法人から手厚い医療サポートが可能となっており、万全の態勢で入居者様に真心と安心の提供に努めております。

新たなワークフロー構築に共感

私たち まーめいど では、心の通った介護と労働効率性の両立という困難な問題を解決するには、既存の労働集約型のシステムのままでは難しいと感じており、この問題を解決するためには、ICT機器を用いた革新的な「パラダイムシフト」が必須であるという印象を持ってはいました。しかし、どのようなシステム運営を具体的に行うかはわからなかったのが正直なところです。

そんなときに超音波診断装置でお付き合いのあったコニカミノルタ様が介護現場にパラダイムシフトを起こそうと、介護現場へ新しいワークフローを構築するICT機器(ケアサポートシステム)を提供されていると知り共感を持ちました。起床、離床、転倒・転落等のセンサー通知や呼吸による微体動の異常が通知され、スタッフが的確な行動をできることでさらに、安心・安全な介護環境を入居者様に提供していくことができると確信しました。心の通った介護という私どもの理念の実現に大いに役立つと判断いたしました。また、余談かもしれませんが、私自身、超音波診断装置の普及にも非常に積極的に貢献されているコニカミノルタ様の社風に以前から共感していたということも導入を決定した一因でした。

映像から気づかなかった動作を把握

スマートフォンに通知される静止画やライブ映像、管理サーバーに保存されている転倒・転落時の映像を確認することにより、把握しきれていなかった入居者様の動作が分かりケアサポートシステムの有効性を実感しています。映像を見る前までは足の不自由な方は一度端座位になられてからベッドへ横になるだろうと想定していたのですが、実際は端座位になることなく上半身からベッドに入られていました。想定とは異なる体勢でベッドに入られていることに気づき、ベッド柵を適切な場所に設置する対策に役立てることができました。これらの情報は、事故防止対策の検討やスタッフへの説明、ご家族への提案など大変役立っています。

一般的に施設内での研修やスタッフ会議は紙ベースで説明を行っていました。現在は紙ベースでの情報共有に加え映像があることでリアル感が出せ、日常現場に即した説得感のある説明にできています。リスクヘッジ対策を考えるときには、入居者へのヒアリングやケアスタッフの経験に基づいた推量ではなく事実に合わせた対策を練られるようになりました。実際に報告書作成の現場においても、精度の高い報告書作成ができるようになったと感じています。最後にこれら映像データは、コニカミノルタ社が個人情報保護の観点に十分に配慮してシステムの構築がなされていることも評価できると感じています。