桜美林ガーデンヒルズ様

60室からなるサービス付き高齢者向け住宅。通常のナースコール機能に加え、センサーから通知があった場合は静止画や映像で入居者様の状態を確認できることが導入の決め手になりました。

桜美林ガーデンヒルズ 施設長
若菜 栄治 様
※2017年9月時点の情報です。

当施設は介護福祉の先進国であるアメリカで導入されている「CCRC*」の日本版・大学連携型として桜美林大学の敷地内にオープンしました。桜美林大学との連携により、生涯学習や学生との交流を通じた高齢者の自立度を高める事業プロジェクトを進めています。

*Continuing Care Retirement Community、継続的なケア付き高齢者居住コミュニティ)

離れた事務所から状況を把握

施設の設計段階からナースコール機能は重要だと考えており、当初よりナースコールの設置を計画していました。どういったナースコールを導入するか検討している際に、知り合いのコンサルからケアサポートシステム(旧ケアサポートソリューション)の紹介があり、実際にコニカミノルタ八王子サイトへ見学に行きました。通常のナースコール機能に加え、センサーから通知があった場合は静止画や映像で入居者様の状態を確認できることが決め手となりました。入居者様の棟と、介護スタッフが待機している事務所が離れており、事務所から異常を検知できるという点がとても良い機能だと思います。桜美林大学の看板を背負っていますので時代の最先端にある技術を使ってみたいという動機もありました。

ケアコールスイッチは入居者様の各お部屋3箇所に設置しています。お風呂場わき、トイレ、ベッドサイドです。ベッドサイド用はお部屋内での持ち運び自由としています。今のところ自立度の高い入居者様ですのでお風呂場わきとトイレからのケアコールは無くベッドサイドからのコールがほとんどです。しかし、冬場はお風呂やトイレでヒートショック等のリスクも十分に考えられますので、入居者様が将来に渡って安心して住み続けていただくため3箇所への設置が必要だと考えています。

入居者様の息子さんや娘さんなどご家族は、プライバシーの面でケアサポートシステムにネガティブな印象を持たれたことは無く、むしろ安心されています。ベッドルーム以外の全てのお部屋にセンサーやケアコールスイッチを設置してほしいと言われるくらいポジティブです(笑)

立ち上がる前にかけつけ可能に

デイサービスのお泊りケアでもケアサポートシステムの効果を感じています。お泊りケアは病院から退院されてご自宅で療養されるまでのクッションとしての1週間や、ご家族の介護休息等でご利用いただくものです。この場合は重度の方がご利用されるケースがあり、特に夜間は一人で歩くと危険なので、立上ったらすぐかけつける必要があります。起床の通知を受けると、立ち上がる前にかけつけることができ助かっています。