ニュースリリース

光学コンポーネント事業における
ラックスビジョンとの持分譲渡契約変更のお知らせ

2025年1月24日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大幸 利充、以下 コニカミノルタ)は、光学コンポーネント事業において、中国電子部品大手の広州ラックスビジョンズイノベーションテクノロジー有限会社(本社:中国広東省広州、法定代表人:王來喜、以下 ラックスビジョン)とKonica Minolta Optical Products (Shanghai) Co., Ltd.の持分80%を譲渡する変更契約を締結したことを発表しました。

本譲渡により、Konica Minolta Optical Products (Shanghai) Co., Ltd.は、コニカミノルタの持分法適用関連会社となります。この変更により譲渡価格は約36億円となりますが、2025年3月期下期の当社連結業績に与える影響については現在精査中であり、今後、新たに開示すべき事項が発生しましたら速やかにお知らせいたします。

*為替相場の変動等により最終的な本持分譲渡による損失は変動する可能性があります。また、本資料における為替レートは、1中国元=20円(計画レート)を前提としております。

【変更の経緯】

コニカミノルタは、2023年10月26日付で、コニカミノルタの中国生産子会社2社の持分80%をラックスビジョンに譲渡する契約を締結したことを発表しておりましたが、Konica Minolta Optical Products (Shanghai) Co., Ltd.の持分80%を譲渡する変更契約を締結しました。

クロージングに向けた協議において、Konica Minolta Optical Products (Shanghai) Co., Ltd.に機能を集約し、相互の強みを活かしたモビリティー分野などの産業用光学ユニットでの伸長を加速することで、両社の当初のアライアンス目的がクリアになるとの結論に至りました。Konica Minolta Opto (Dalian) Co., Ltdは、コニカミノルタが、自社で販売を継続する非産業用レンズユニットの生産を段階的に集約させ、生産効率をあげるとともに、役割を再整理し収益力強化を図ります。

これらの施策により、光学コンポーネント事業の事業構造の転換を目指すコニカミノルタの中期経営計画を進めます。

*2023 年10 月26 日付ニュースリリース「光学コンポーネント事業におけるラックスビジョンとの戦略的業務提携の合意」
https://www.konicaminolta.com/jp-ja/newsroom/2023/1026-01-01.html


<当初案>

当初のコンストラクション案図

<変更後>

変更後のコンストラクション図

OC: 光学コンポ―ネント(Optical Component)事業部
ODC: Konica Minolta Opto (Dalian) Co., Ltd.
OMS: Konica Minolta Optical Products (Shanghai) Co., Ltd.

【提携の目的】

  • コニカミノルタの光学コンポーネント事業の持続的な高収益事業への転換。ならびに、モビリティー・検査等のインダストリー領域の成長を加速する中期経営計画の一環
  • ラックスビジョンのモビリティー分野を中心としたグローバルでの幅広い顧客接点と、徹底した自動化/モジュール化技術をベースとした生産力、コニカミノルタのコア技術である光学設計能力/ハイレベルの生産技術/ユニット組立技術等の強みを掛け合わせることによる、モビリティー分野などの産業用光学ユニット事業の伸長加速に向けた体制の最適化
  • ラックスビジョンのモビリティーおよび関連インフラを含むエンタープライズ領域の拡大に向けた取り組みによる、幅広い顧客接点から得られる情報を、コニカミノルタの材料・加工技術開発にフィードバックし、モビリティー・検査等のインダストリー領域へキー部材を提供していくことで、顧客の進化・多様性に応じた新たな価値の提供を実現

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