「コニカミノルタ画像科学奨励賞」は、1994年にコニカ画像科学奨励賞として「新しい画像技術の探求」を基本テーマに創設され、このたび30周年を迎えました。現在は基本テーマを「光と画像領域でのイノベーションの創出」に広げ、奨励賞に加えて連携賞も設置され、独創的でチャレンジングな発想による研究テーマに助成金を授与することで、若手研究者の奨励を続けています。
30年の節目の年にあたり、これまで本賞に関わっていただいた方々への感謝と、受賞者や本賞のさらなる発展を願い記念発表会が開催されました。

本発表会では、過去の受賞者の中から5名の方が講師として登壇されました。さらに、歴代受賞者による46件におよぶポスターセッションや、東京工芸大学の展示発表も行われました。「コニカミノルタ画像科学奨励賞」は、「光」や「画像」に係る、多彩な領域の研究者の方々が受賞されており、当日は分野を越えた知の出会いの場として盛会に終わりました。

「コニカミノルタ科学技術振興財団」は、小西本店(現コニカミノルタ株式会社)の創立者の一人、杉浦仙之介の基金「橘奨学金」が基になっています。その後、「コニカ画像科学振興財団」、「コニカミノルタ画像科学振興財団」を経て、現在の名称になりました。
本財団は科学技術（特に光と画像の領域）の研究に対する援助・支援を行ない、科学技術の振興を図り、学術の発展及び文化の向上に寄与することを目的に活動しています。その主な事業は、「研究に対する助成（画像科学奨励賞）」「研究機関・学会及び研究会に対する助成」「国際会議、シンポジウム及び研究集会の開催に対する助成」「大学研究助成」です。
コニカミノルタは、その趣意に賛同し、財団事業の継続と発展のために寄付などを行うことで協力しています。
https://www.konicaminoltastf.or.jp/