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「Innovation Garden OSAKA Center」が
「“涼”デザイン建築賞」を受賞

2022年3月24日

コニカミノルタ株式会社(以下 コニカミノルタ)の画像IoT/AI技術の連携・開発拠点である「Innovation Garden OSAKA Center」(大阪府高槻市、以下 IGOC)は、「令和3年度おおさか気候変動対策賞特別賞(愛称:“涼”デザイン建築賞)」を受賞しました。

大阪府は、気候変動対策またはヒートアイランド現象の緩和に優れた取り組みを行った事業者を対象とした「おおさか気候変動対策賞」の中に、建築物を対象とする特別賞として「“涼”デザイン建築賞」を設置しています。IGOCは、下記の点が評価され、この度の受賞となりました。

【 IGOCの取り組み紹介 】

1. 地表面の日射熱取得を低減

もともと事業所周囲にあった植栽にさらに植栽を増やすなど、敷地内に緑を増やすことで、日中の気温の上昇を抑えるように設計しています。建物北側は、休憩時間などにも気軽にスポーツができるグラウンドやマルチコートとして、既存樹木を全て残しつつ、ほぼ全面人工芝とすることで緑地とし、敷地内の暑熱環境を緩和しています。また、既存棟と新棟の間に人工木デッキを設置することで、地表面の日射熱取得を低減しています。

2. 風のよく通る心地よい空間

建物の周りに十分なスペースを確保することで、敷地内外への熱的な影響を軽減するとともに、周辺の風環境を阻害しないよう計画しました。既存棟と新棟の間も広くあけて人工木デッキとし、風のよく通る心地よい空間になりました。また、正門付近は、前面道路から建物までの距離を多めにとることで、近隣への圧迫感も軽減されています。

3. 空調設備のエネルギー効率的利用を促進

夏場の冷房効率を高めるために、外装には⾼断熱サンドイッチパネルとLow-E (Low Emissivity=低放射) 複層ガラスを採用しているほか、様々な日光を遮る工夫を施して、建物全体の空調負荷を低減させています。建物の特長として各フロアにバルコニーを設けており、上の階のバルコニーを利用した深い庇によって日差しを遮り、夏の暑さを和らげています。
また、テラスの各所に多種多様な植栽を植えて、日陰を作ったり日射熱の負荷を弱めたりするとともに、地域の景観的な魅力向上も図りました。

【 IGOCについて】

IGOCは、関西エリアの画像IoT/AIの開発や事業創出のハブとなる拠点として2020年11月に開設しました。東京都八王子市の開発拠点とともに、東西2大開発拠点として画像IoT/AI技術のコア人財を両拠点に集約し、さらなる人財の拡充を進めています。
IGOCは、環境性能に加えて、設計・施工の省資源化、BCP対応、ワーカーの健康や知的生産性等が総合的に評価され、「おおさか環境にやさしい建築賞」で最高位の「大阪府知事賞」も受賞しています。また、快適で機能的なオフィスであるとして、第34回「日経ニューオフィス賞」(日本経済新聞社・一般社団法人ニューオフィス推進協会主催)を受賞しています。

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