ニュースリリース
コニカミノルタ開発の再生プラスチックを社外商品に展開
サトーの主力ラベルプリンターに
2024年9月25日
コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大幸 利充、以下 コニカミノルタ)は、循環型社会に貢献する再生プラスチックの活用に積極的に取り組んでいます。この度、コニカミノルタが複合機用に開発した再生プラスチックが、サトー株式会社(以下 サトー)の主力ラベルプリンターであるスキャントロニクス®「CL4NX Plus」「CL6NX Plus」に採用され、同社より販売されました。
【「有限な資源の有効利用」への取り組み】
コニカミノルタは、事業を通じて「有限な資源の有効利用」などの5つのマテリアリティ(重要課題)に取り組む中、製品に投入する資源の量を削減するだけでなく、使用する資源を再生材料などの循環資源に積極的に切り替えていくことで、地球資源使用量を2050年までに2019年比で90%以上削減を目指しています。同時に、自社のノウハウや技術を社外へ展開して循環資源活用を促進することで、地球資源削減への貢献量を最大化する取り組みを進めています。
そのための具体例として、一般消費市場で使用済みとなったプラスチック材料を、より高い機能が要求される複合機の部品に使用するため、アップグレードリサイクルの技術開発を積極的に進め多くのコニカミノルタ製品に活用を広げています。さらに、より多くの企業との連携を加速して環境負荷低減を拡大するべく、自社が運営する「環境デジタルプラットフォーム」でもこの再生プラスチックの利用を呼び掛けており、サトーがこの呼びかけに応え、同社への製品にコニカミノルタの技術活用が決定したものです。
【コニカミノルタのアップグレードリサイクル技術】
コニカミノルタは、使用済みペットボトルおよびポリカーボネート製ガロンボトルを複合機の外装材に、また、使用済みエンターテインメント機から回収したABS樹脂を内装材にリサイクルするために、強度や難燃性、成形容易性を向上させる技術開発に取り組んできました。2019年度に発売した製品では、再生プラスチックの使用は本体総樹脂量の重量比で約35%まで高めました。
コニカミノルタは、多くの企業との連携を加速してさらなる環境負荷低減に挑み、循環型社会の形成と事業の創出を両立させてまいります。
【サトーの主力ラベルプリンターでの再生プラスチック利用】
サトーのラベルプリンターの主力商品、スキャントロニクス®「CL4NX Plus」および「CL6NX Plus」では、筐体部品の約40%*1に、コニカミノルタが開発した使用済みエンターテインメント機由来の再生ABSが使用されています。ラベルプリンターの部品には難燃性と強度が必要であるため、コニカミノルタの複合機に導入されている、これらの機能に優れたリサイクル材が採用されました。
<スキャントロニクス®「CL4NX Plus」「CL6NX Plus」の概要>
採用商品名 | スキャントロニクス® CL4NX-J Plus(国内向け)、 CL4NX Plus(海外向け) |
スキャントロニクス® CL6NX-J Plus(国内向け)、 CL6NX Plus(海外向け) |
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商品に関する情報 | サトー商品紹介サイト https://www.sato.co.jp/products/printer/cl4nx-j-plus/ |
サトー商品紹介サイト https://www.sato.co.jp/products/printer/cl6nx-j-plus/ |
【 再生プラスチックに関するお問い合わせ先 】
コニカミノルタ株式会社 化成品事業部
E-mail: matelier@konicaminolta.com
*1 質量比
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