ニュースリリース

事業の選択と集中を着実に進め、成長回帰に向けた1年に

2024年1月1日

コニカミノルタ株式会社
代表執行役社長 兼 CEO 大幸 利充

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

この度の能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に対しまして、心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災されました方々に心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

2023年は、円安の進行、世界的な金利の上昇、欧州や中国での景気後退によるお客様企業の設備投資意欲の低下などの経済的な影響を受け、グローバルな企業経営に変化が求められる年でした。

当社は5月に中期経営計画を発表し、足元の赤字を脱却し、「事業の選択と集中」を着実に進めると同時に、バランスシートの改善とキャッシュ創出力の強化に注力しています。「インダストリー事業」などの「強化事業」に位置付けた事業では、長年培ってきた強みをより強化してまいります。「収益堅守事業」である「オフィス事業」では、一層の効率化を推進します。また、「非重点事業」と「方向転換事業」では、アクション実行の早期化に取り組んでまいります。

サステナビリティ(持続可能性)を経営の中核に置く当社は、2030年の社会課題を見据えて特定した5つのマテリアリティ(重要課題)を軸として、事業活動を通じて社会課題の解決に貢献することで企業価値の向上を目指しています。気候変動対応を含む環境活動はもとより、人的資本の強化やコア技術の進化など無形資産も一層充実させてまいります。

2024年は世界の環境が大きく変化する年と予測しています。具体的には、中国や欧州の景気回復、世界的なインフレ率の鎮静化と金利低下による投資意欲向上や株式市場への資金流入、そして主要国のリーダーの交代の有無とそれに伴う影響などが挙げられます。このグローバルな変化における当社事業への機会とリスクへの感度をさらに高め、収益力の改善に取り組む所存です。

創業150年の節目である2023年を、当社は「新たなスタートの年」と位置づけ、社会価値を創造し続ける企業を目指して次の150年への一歩を踏み出しました。強みであるイメージングの技術力とワールドワイドに活躍する人財の力で、人々の「みたい」に応え、当社が必要とされる価値の実現に向けて力強く歩み続けます。

本年も皆さま方のご健康とご多幸を心からお祈りいたしますとともに、当社グループに対しましても、なお一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。



※2024年1月1日に発生した能登半島地震において被災された皆様へのお見舞いを加えました。(2024年1月4日)

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