ニュースリリース

X線動画解析ワークステーション「KINOSIS」が
2023年度グッドデザイン賞を受賞

2023年10月5日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大幸 利充、以下 コニカミノルタ)は、X線動画解析ワークステーション「KINOSIS(キノシス)」が公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2023年度グッドデザイン賞を受賞したことを発表いたします。

【 受賞デザインの評価ポイント 】

< X線動画解析ワークステーション「KINOSIS」 >
~コニカミノルタ独自の技術「X線動態解析」により診断価値向上に貢献~

■デザインのポイント

高度な画像処理技術による「X線動態解析」を実現。動画像の動きを時系列変化と同期させた視認性、判別性を考慮した分析グラフや、様々な変化を表現したグラフィックによる動きの見える化・定量化により、X線動画像の見やすさを追求したデザイン。

■審査委員の評価(公式評価コメント)

世界で初めて、生体の動きを可視化するX線動画解析システムである。とくに本システムは、約15年もの長い時間をかけ、医療現場と真摯に共創・研究した結果生まれてきたものであり、医療分野におけるあらたなスタンダードをデザインするとはこういうことなのだという、お手本としたい試みである。頭が下がる想いであり、敬意を抱くシステムであり、まさにグッドデザインにふさわしい。今後のさらなる社会実装を強く期待したい。

【 X線動画解析ワークステーション「KINOSIS」の特長 】

コニカミノルタはデジタルX線動態撮影および動態解析を、新しい”動きの診断”を提供するソリューションとして展開しています。この当社独自の技術「X線動態解析」を搭載したシステムとして、一般X線撮影装置を用いて動画を撮影できるデジタルX線動態撮影システムを開発・提供しており、既に国内外の医療機関で導入実績があります。このシステムは、このたび受賞したX線動画解析ワークステーション「KINOSIS」と、可搬型デジタルX線撮影装置「AeroDR fine motion」で構成され、アニメーションと同じ原理でパルスX線を1秒間に約15回連続照射してコマ撮りした画像を連続表示することで動画像をつくる独自性の高いシステムです。胸部X線動態解析は実際の動きを観察できるほか、「KINOSIS」に搭載されたコニカミノルタの独自技術を用いて視認性向上や生体構造物の動きの定量化を目的とした画像解析を加えることで、従来の静止画と比較してより多くの情報を得ることが可能で、診断精度の向上などに寄与できると期待されます。コニカミノルタはこれからも、より適切かつ高精度な診断への貢献を目指し、「X線動態解析」の普及・促進に注力していきます。

◆製品情報 :
https://www.konicaminolta.com/jp-ja/newsroom/2018/1119-01-01.html

■グッドデザイン賞とは

グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する日本で唯一の総合的デザイン表彰制度です。製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど様々なものごとの中から「よいデザイン」を選んで顕彰し、広く伝えていくことで、私たちのくらしや社会をよりよくしていくことを目的としています。
その母体となったのは、1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創設された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」であり、以来60年以上にわたって実施されています。

・X線動画解析ワークステーション「KINOSIS」、及び「KINOSIS」は、「画像診断ワークステーション コニカミノルタ DI-X1」(製造販売認証番号:230ABBZX00092000)の呼称です。
・「AeroDR fine motion」は、「デジタルラジオグラフィー SKR 3000」(製造販売認証番号:228ABBZX00115000)の呼称です。

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