【i-PROとMOBOTIX両社ネットワークカメラでの連携】

i-PROのビデオサーベイランス製品は、幅広いラインアップにエッジAI技術を搭載し、日本メーカーとしての高い信頼性と耐久性を備え、これらの強みを生かしてグローバルに事業を展開しています。MOBOTIXの分散処理型(エッジコンピューティング)IPカメラは、「Made in Germany」の過酷な環境下でも高耐久かつ見逃しのない性能を持ち、特にハイエンドのサーマルカメラは、温度の異常と変化を正確に検出する重要な機能を備え、世界中で販売展開されています。
i-PROとMOBOTIX、コニカミノルタは、2020年に感染症のリスク軽減を目的としたサーマルカメラによるシステムを共同で開発しています。これに続く取り組みとして、MOBOTIXがi-PROカメラ ハードウェアを使用して共同開発した製品を2023年中を目途に発売する予定です。これら協業によるハードウェアでは、既存のMOBOTIX およびコニカミノルタのシステムとの互換性も可能にします。

3社は、このような協業を通じて、インダストリー、製造、政府、ヘルスケア、ロジスティクスといったバーティカル市場に対して、パフォーマンスの高いエンドツーエンドのソリューションの提供を強化します。これにより、顧客のプロセス改善や収益向上、さらに、社会の安全・安心の実現をより強力にサポートできるものと考えています。

【「FORXAI」とi-PRO、MOBOTIX両社の製品群との連携】

モニタリング・ビデオソリューションサービス市場は、映像監視や事後検証が主流ですが、新たな成長領域としてAIを活用した検知、解析、予知予測、そしてそれらを活用したデータサービスの提供が注目されています。
i-PRO、MOBOTIX両社の製品群は、コニカミノルタの画像処理 IoT プラットフォーム「FORXAI」との連携を進めるとともに、オープンなパートナーシップ構築を通じて様々な機器やシステムとの連携も進めていきます。これらの連携により、コニカミノルタの強みである、イメージングAI技術を活かしたユニークなソリューション、様々なFORXAIパートナーの技術、顧客接点ならびに継続的な顧客データの活用が可能になります。

【各社トップのコメント】

i-PROの代表取締役社長である 尾崎 祥平は、次のようにコメントしています。
「i-PROは、2019年に設立されて以来、世界中のパートナーと協業関係を構築することに注力しています。その一環として2020年に、コニカミノルタとMOBOTIXとの協業をスタートしました。3社は、いずれもインテリジェントな映像活用のパイオニアであり、品質と信頼性において高い評価を受けています。今回の協業により、エッジAI技術を搭載したi-PROの豊富な製品ラインアップが、より広範な社会課題の解決に貢献することを期待しています。」

MOBOTIXのCEOであるThomas Lausten(トーマス・ラウステン)は、次のようにコメントしています。
「MOBOTIX とi-PRO は多くの共通の価値観を共有し、特にパフォーマンスとサイバーセキュリティに関して品質基準も一致しています。コニカミノルタと協力することで、当社の能力を結集し、我々の主要なバーティカル市場に革新的なソリューションを提供することができます。映像技術のデータ利用に焦点を当てることは、協力パートナーにとって共通の出発点です。インテリジェントな映像技術は安全を提供するだけではなく、オペレーションの効率化、売上の増加と人々の生活をより便利にするのに貢献します。」

コニカミノルタの常務執行役 技術担当 兼 画像IoTソリューション事業担当の江口 俊哉は、次のようにコメントしています。
「この緊密なパートナーシップを楽しみにしています。我々の画像IoT プラットフォームFORXAIと、MOBOTIX、i-PRO とのコラボレーションは、それぞれの能力、高い品質基準、強みが、互いに完全に補完し合うことを確信しています。この連携は、3社にとってウィンウィンウィンの関係になるとともに、顧客やユーザーにとっても非常に有益なものになるものです。」

【i-PROについて】

i-PROは、セキュリティ監視、パブリックセーフティ、そして医療用イメージングの各分野に欠かせないセンシングソリューションの世界的なリーディングカンパニーです。パナソニックにおける60年以上にわたる数々のセンシング技術とイノベーションを継承し、2019年に設立されました。
私たちは、一瞬も見逃さない高度なセンシング技術とあらゆる環境に対応する信頼性の高いソリューションで、人々の命を守り救うプロフェッショナルをサポートし、より安心安全な社会の実現に貢献します。

【MOBOTIXについて】

長年にわたり、MOBOTIXは革新的なビデオ監視技術における新しい基準・標準を確立し、最高レベルのサイバーセキュリティと GDPR コンプライアンスに裏打ちされた分散処理型のソリューションを立ち上げてきました。 MOBOTIXは1999年に設立され、ドイツのラングマイルに本社を置き、研究開発と「Made in Germany」の生産施設を有しています。その他のオフィスは、ニューヨーク、ドバイ、シドニー、パリ、マドリッドにあります。日々、世界中の顧客が、MOBOTIX システムのハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントの耐久性と信頼性に満足しており、特に柔軟性、統合されたインテリジェンス、および最大限のデータセキュリティに重点を置いています。インダストリー、小売、物流、ヘルスケア領域は、MOBOTIX ソリューションがサポートする多数の業種のうちのほんの一部です。 MOBOTIXのオープンプラットフォームは、確立された技術パートナーシップを通じて、国際レベルで、人工知能とディープ ラーニングを活用した新しいアプリケーションを提供します。

【コニカミノルタについて】

コニカミノルタは、デジタルワークプレイスやインダストリー領域などの事業を通じて「社会における安全・安心確保」などの5つのマテリアリティ（重要課題）に取り組む中、画像IoTプラットフォームFORXAIを駆使したAI処理による高度な認識・判断をリアルタイムに現場(エッジ)サイドで実現し、これら社会課題の解決に貢献することを目指しています。
FORXAIのエッジデバイスの一角は、2016年に株式取得したMOBOTIXが持つ分散処理型（エッジコンピューティング）IPカメラが担っています。このIPカメラには、エッジで画像データ圧縮、画像データ解析を行う技術が搭載されており、同社との技術連携による信頼性の高いモニタリングを利用したソリューションは顧客の安全・安心確立に寄与しています。