ニュースリリース

ディスプレイ事業を強化、3Dセンサーデバイス検査事業に参入
韓国キムスオプテック社と株式譲渡契約を締結

2022年7月28日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大幸 利充、以下 コニカミノルタ)は、センシング事業のドイツ子会社Instrument Systems GmbH(以下 IS社)を通じて、韓国の販売技術コンサルタント兼メーカーである Kimsoptec Co., Ltd.(以下 キムスオプテック社)を買収する契約を締結したことを発表しました。これにより、コニカミノルタはセンシング事業における韓国大手顧客への接点を強化し、ディスプレイ検査および3Dセンサー検査事業の拡大を加速します。

IS社は、絶えず成長を続けるディスプレイ品質検査用途において、高精度な分光器・カメラ・複合システム・ソフトウェアを提供するメーカーで、コニカミノルタの100%子会社です。 キムスオプテック社は、2005年から韓国においてIS社のソリューションを独占的に販売し、既存の大手キーアカウントや韓国のシステムインテグレーターなどを顧客としています。

【買収の狙い】

  • IS社のアジア市場における顧客接点を強化し、従来のディスプレイ検査領域及び、今後進化してゆくAR/VRディスプレイ検査領域の更なる事業拡大を目指します。
  • 今後も成長が見込まれるセキュリティ機能に関わる3Dセンサー(本人認証や目線のトラッキング)検査領域において、キムスオプテック社が持つ自社製品や顧客ベースを活用した事業展開を図ります。


2025年には、IS社製品販売に加え、キムスオプテック社製品による市場・販売拡大を、更にキムスオプテック製品の競争力を強化したIS社チャネルによる韓国市場以外での販売拡大を見込んでいます。また、キーアカウント向け直販チャネルを獲得し、顧客接点を強化することで、更なる売上増を見込んでいます。

コニカミノルタグループは、ICT分野における新たなセンシング・ディスプレイ計測の課題に応えるため、アプリケーションノウハウのグループ化を進め、センシング事業のさらなる拡大を図っていきます。

【キムスオプテック社について】

キムスオプテック社は、現在、韓国のディスプレイ・光計測分野におけるIS社のパートナーであり、韓国の多くの重要なディスプレイメーカーやシステムインテグレーターにディスプレイ検査システムと技術コンサルティングを提供しています。また、IS社の卓越したエンジニアリング能力を有し、IS社の製品ポートフォリオを補完する形で、ディスプレイ計測分野の製品・システムを製造しています。

【IS社について】

IS社は2012年よりコニカミノルタの100%子会社となり、幅広く、拡大し続ける品質検査用途において、高精度な分光器・カメラ・複合システム・ソフトウェアを提供する世界有数のメーカーです。

【買収会社の概要】

社名Kimsoptec Co., Ltd.(キムスオプテック)
設立年2005年
本社所在地韓国 京畿道
代表者社長 Dr. Jinsung Kim
従業員数43名(2022年6月)
事業内容アプリケーションエンジニアリング、システムインテグレーション、現地サポート、Light & Display用計測機器の開発、生産および販売

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