ニュースリリース
コニカミノルタとソフトバンク、
AIやIoTを活用した映像・画像解析領域で戦略的協業に合意
両社のプラットフォームを相互接続し、
ニーズや用途に応じて最適なAIモデルやデバイスを利用可能に
2022年4月7日
コニカミノルタ株式会社
ソフトバンク株式会社
コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 兼 CEO:大幸 利充、以下「コニカミノルタ」)とソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川 潤一、以下「ソフトバンク」)は、2022年4月1日に、AI(人工知能)やIoTを活用した映像・画像解析領域における戦略的協業に合意し、コニカミノルタの画像IoTプラットフォーム「FORXAI(フォーサイ)」とソフトバンクのAI映像解析プラットフォーム「STAION(スタイオン)」※を、2022年度上期(予定)から相互接続します。これにより、法人顧客やパートナー企業は、ニーズや用途に応じて、それぞれのプラットフォームに対応したAIモデルやデバイスの中から最適なものを組み合わせて、シームレスに利用できるようになります。コニカミノルタとソフトバンクは、両社のプラットフォームの利便性を高めることで、幅広い産業分野における活用を推進しDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速します。
※2022年5月にサービス提供開始予定。
近年、労働人口の減少や気候変動に伴う災害リスクの増大などの社会課題が顕在化する中で、生産性の向上や安心・安全の確保を実現するために、DXによる社会課題の解決が求められています。コニカミノルタは、経営ビジョン「Imaging to the People」の下、事業を通じて「社会における安全・安心確保」などの5つのマテリアリティ(重要課題)に取り組んでいます。画像の入出力や画像処理を中核とするイメージング技術を生かして、撮影環境による映像への影響を最小化させる技術や、人の姿勢や行動などを高精度で認識するAIモデルを持っています。ソフトバンクは、「Beyond Carrier」戦略の下、通信事業を基盤に、最新テクノロジーを活用して、パートナー企業との共創による新規事業を推進しています。また、法人事業における豊富な営業力や、グループ企業を含めた日本最大級の顧客接点を生かして、幅広い産業分野でDXを推進しています。コニカミノルタとソフトバンクは、両社の強みを組み合わせることで、幅広い分野において映像・画像解析を活用したDXを実現し、社会課題の解決に貢献することを目指します。
【協業の内容】
1.両社のプラットフォームの相互接続
「FORXAI」と「STAION」の相互接続により、法人顧客やパートナー企業は、それぞれのプラットフォームに対応したAIモデルや各種デバイスの中から、最適なものを組み合わせてシームレスに利用できるようになります。具体的には、ソフトバンクが開発中のAI映像解析機器に、コニカミノルタの、画像を中心とした高速・高精度なAI処理の技術群「FORXAI Imaging AI」を実装することで、法人顧客などは、より高速・高精度なAI映像解析機器の利用や、コニカミノルタのデータ入出力・処理デバイス群「FORXAI Edge Device」を、ソフトバンクの「STAION」やAI映像解析機器に接続して利用することが可能になります。両社は、ソフトバンクが持つDXに関するノウハウや営業力とコニカミノルタが持つ豊富なイメージング技術を活用し、幅広い業界において、顧客の課題に応じた映像・画像解析ソリューションの実装を推進します。
2.戦略的協業における注力分野
今回の協業では、まずはデジタル防災・スマートシティの分野に取り組みます。カメラやセンサーを活用して、河川の監視や災害発生時の避難所の混雑状況の可視化など、安心・安全の確保に役立つ防災ソリューションを開発し、2022年度中に自治体などへ提供して社会実装することを目指します。将来的には、物流や製造、建設、介護、医療、小売りなどの幅広い領域で、社会課題の解決に貢献するソリューションの開発と提供に取り組みます。
【両社のプラットフォームについて】
1.コニカミノルタの画像IoTプラットフォーム「FORXAI」
「FORXAI」は、さまざまな職場や現場が抱える課題を見える化し、解決することで、DXを加速させることを目的として開発された画像IoTの共創型統合プラットフォームであり、コニカミノルタ固有の技術に加え、パートナー企業が保有するさまざまなIoTやAIの技術で構成されています。「FORXAI」を活用して、パートナー企業同士がアセットを持ち寄り、すばやく高品質なソリューションを創出し、世界中の働く現場の進化や安全・安心な社会の実現に貢献していきます。
公式URL https://forxai.konicaminolta.com/
2.ソフトバンクのAI映像解析プラットフォーム「STAION」
「STAION」は、業務の自動化・効率化や、生産性・安全性の向上、マーケティング、人流分析、見守り、防犯などの多様な用途を想定して、ソフトバンクが独自に開発したAI映像解析プラットフォームです。AI映像解析機器を一括管理・運用することが可能で、「STAION」と連携するAI映像解析機器とネットワークカメラを接続したり、「STAION」と連携するAIカメラを活用したりすることで、AIによるカメラ映像の解析結果を活用した各種サービスを、「STAION」を通して利用することができます。
公式URL https://www.softbank.jp/biz/services/analytics/staion/
今後両社は、お互いのテクノロジーとアセットを活用しながら協業のシナジーを高めると同時に、自社の強みをさらに強化し、より良い価値をお客さまに提供することを目指していきます。
・SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
・その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。
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