ニュースリリース
「令和3年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」受賞者が決定
2022年1月31日
公益財団法人コニカミノルタ科学技術振興財団(理事長 太田 義勝:コニカミノルタ株式会社 名誉顧問、以下 財団)は、光と画像領域の研究に従事する若手研究者を対象に公募した「令和3年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」(助成金総額1150万円)の受賞者を以下の通り決定しました。
「令和3年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」 | |
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基本コンセプト | 光と画像領域でのイノベーション創出 |
募集研究テーマ | 1. 光と画像に関する材料及びデバイスの研究 2. 光と画像に関するシステム及びソフトウェアの研究 3. 光と画像に関するその他の先端的な研究 |
応募数 | 58件 |
選考 | 三宅 洋一氏(千葉大学名誉教授)を委員長とする選考委員会において、発想の独創性、波及効果、計画の実現性等の視点から厳正な審査の上、受賞者を決定。連携賞では連携による独創性の発揮を重視。 |
受賞者およびテーマ
<奨励賞(優秀賞)(助成金1 件100 万円)> 3名(五十音順)
内田 紀之(うちだ のりゆき)氏 東京農工大学 特任助教
「ほとんど水からなる生体親和性光ファイバー」
下村 優(しもむら すぐる)氏 大阪大学大学院 情報科学研究科 助教
「フェルスター共鳴エネルギー移動を用いた光ニューロモルフィックコンピュータによる画像分類」
平塚 徹(ひらつか とおる)氏 大阪国際がんセンター 研究所 分子細胞生物学部 研究員
「膵がんの細胞内シグナルダイナミクス可視化による新規抗がん剤投与プログラムの創出」
<奨励賞(助成金 1 件 50 万円)> 13名(五十音順)
石井 あゆみ(いしい あゆみ)氏 帝京科学大学生命環境学部自然環境学科 准教授
「色素増感型アップコンバージョンナノ粒子を用いた高感度近赤外光検出素子の開発」
小野 大輔(おの だいすけ)氏 名古屋大学 環境医学研究所 講師
「光を用いた次世代型の非侵襲脳活動計測法の開発」
黒澤 俊介(くろさわ しゅんすけ)氏 東北大学 未来科学技術共同研究センター 准教授
「超高輝度発光体材料の開発と中性子撮像への展開」
佐藤 啓介(さとう けいすけ)氏 東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 助教
「ライブ多色蛍光偏光イメージングによる収縮環高次構造の秩序形成機構解明」
渋田 昌弘(しぶた まさひろ)氏 大阪市立大学 工学研究科 准教授
「量子ドット薄膜による伝搬型表面プラズモンの光増感イメージングとプラズモニック相互作用の解明」
白井 僚(しらい りょう)氏 京都大学 大学院情報学研究科 助教
「水中に大量散布した極小無線給電画素ドットの個別制御により360度視野角を実現する3次元ディスプレイ」
田島 英朗(たしま ひであき)氏 量子科学技術研究開発機構 量子医科学研究所 主幹研究員
「「量子PET」イメージング手法の開発」
中内 大介(なかうち だいすけ)氏 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学領域 特任准教授
「次世代PETに向けた高速応答重元素シンチレータの開発」
藤井 宏之(ふじい ひろゆき)氏 北海道大学 大学院工学研究院 助教
「散乱光を用いた高密度な懸濁液における粒径分布の非破壊評価」
松薗 構佑(まつぞの こうすけ)氏 自治医科大学 神経内科学部門 講師
「超音波AI装置による内頸静脈うっ滞評価によるアルツハイマー病診断スクリーニング装置の開発」
松本 信圭(まつもと のぶよし)氏 東京大学 大学院薬学系研究科 助教
「他者の脳活動に対応した超微細ドットパターン光刺激による自己脳活動への介入」
南 豪(みなみ つよし)氏 東京大学 生産技術研究所 准教授
「パターン認識を活用した呈味成分の網羅的検出」
村手 宏輔(むらて こうすけ)氏 名古屋大学 大学院工学研究科 助教
「多波長テラヘルツ波パラメトリック発生器による高S/Nテラヘルツ波分光イメージングシステムの実現」
<連携賞(助成金1 件100 万円)> 2 件(代表者五十音順)
谷口 大輔(たにぐち だいすけ)氏 東京大学大学院 理学系研究科天文学専攻 博士課程2年
「「気象衛星を活用した時間領域恒星天文学」の創出」
(連携研究者)
宇野 慎介(うの しんすけ)氏 東京大学大学院 理学系研究科天文学専攻 博士課程1年
山崎 一哉(やまざき かずや)氏 東京大学大学院 理学系研究科地球惑星科学専攻 博士課程2年
水野 洋輔(みずの ようすけ)氏 横浜国立大学 大学院工学研究院 准教授
「ウィーバブル・エレクトロニクスの創成」
(連携研究者)
Tso-Fu Mark Chang(チャン ツォーフーマーク)氏 東京工業大学 フロンティア材料研究所 准教授
山根 大輔(やまね だいすけ)氏 立命館大学 理工学部 機械工学科 准教授
「コニカミノルタ画像科学奨励賞」は、光と画像領域において独創的な最先端技術にチャレンジしている若手研究者を奨励することを目的としています。財団設立50周年記念として2017年に新設された連携賞も含め、今回も斬新な発想による研究が選考されました。当財団は、今後ともこの領域で活躍される研究者への支援を通じて、科学技術の発展に貢献してまいります。
【 一般の方のお問い合わせ先 】
(公財)コニカミノルタ科学技術振興財団 事務局(コニカミノルタ株式会社内)
TEL:03-6250-2120 ホームページ:https://www.konicaminoltastf.or.jp/
変更履歴:
⽂中で渋田昌弘氏の研究テーマを「量子ドット薄膜による伝搬型表面プラズモンの光増感,イメージングとプラズモニック相互作用の解明」としておりましたが、正しくは「量子ドット薄膜による伝搬型表面プラズモンの光増感イメージングとプラズモニック相互作用の解明」(光増感とイメージングの間のカンマを削除)でした。お詫びして訂正します。[2022年2⽉9⽇]
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