ニュースリリース
CDPより 最高評価の「気候変動Aリスト」企業に認定
気候変動対応における世界のリーダーとして評価
2022年1月18日
コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、持続可能な経済を実現させる活動を行う国際NGOのCDPにより「気候変動Aリスト」企業として認定されました。これにより、6回目のAリスト認定となりました。
CDP Worldwide-Japanが明日開催するオンラインイベント「CDP2021 Aリスト企業アワード」では、Aリスト企業としてコニカミノルタ社長 山名昌衛のスピーチも配信されます。
【「気候変動Aリスト」について】
「気候変動Aリスト」とは、気候変動対策において、目標設定、取り組み、情報開示の点で世界を先導していると評価された企業に与えられるものです。全世界約12,000社を対象に調査が行われ、今年度は、排出削減、気候リスク緩和、低炭素経済構築などの取り組みを認められた204社(日本企業は56社)が、「気候変動Aリスト」に認定されました。
コニカミノルタの今回の認定獲得は、気候変動に対する戦略、取り組みとその過程・結果の情報開示が高いレベルにあると認められた結果であると考えています。
【 気候変動へのコニカミノルタのアプローチ 】
長期ビジョンおよび中期経営戦略「DX2022」の策定を機に、カーボンマイナス*の目標達成を2050年から2030年に前倒ししました。
オンデマンド生産、働き方改革、エッジコンピューティングなどにより、大量生産・大量廃棄の事業モデルを変革し、本格的なペーパーレス社会への移行や、デジタル社会でのエネルギー抑制を支援していきます。
また、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用して、顧客や取引先など、より多くの企業との連携を加速し、環境負荷低減の拡大に挑みます。取引先にコニカミノルタの環境ノウハウを提供する「グリーンサプライヤー活動」のデジタル化や、2020年6月に開設した「環境デジタルプラットフォーム」を軌道に乗せて、環境負荷低減効果の飛躍的拡大と同時に、収益の拡大にも寄与することで、企業の持続的な成長を図ります。
*取引先や顧客などステークホルダーとの連携により、自社製品ライフサイクル全体のCO2排出量を上回るCO2削減効果を生み出していくコニカミノルタのコミットメントです。
【 再生可能エネルギー導入の取り組み 】
コニカミノルタは、2019年1月に再生可能エネルギー100%での事業運営を目指す国際リーダーシップイニシアチブ「RE100」に加盟しています。2050年までに、自社の事業活動で使用する電力の調達を100%再生可能エネルギー由来にすることを目指し、再エネ電力が比較的普及している国や地域を皮切りに、生産拠点や販売拠点における電力購入契約の見直しを順次開始し、実施可能な拠点から再エネ電力への切り替えを行っています。
中国の複合機生産拠点の一つであるコニカミノルタビジネステクノロジーズ(東莞)社では2019年に、コニカミノルタビジネステクノロジーズ(無錫)社では2020年に再生可能エネルギー100%を達成しています。また、2021年2月に愛知県豊川市に竣工したコニカミノルタメカトロニクス社の新工場では、太陽光発電システムで電気使用量の約17%を賄える見込みです。
生産拠点以外でも、ドイツ、イギリス、オーストリアの販売会社で再エネ電力に切り替えて来ましたが、コニカミノルタビジネスソリューションズ(USA)社の本社でも従来からの太陽光発電設備に加え2020年から購入電力を再生可能エネルギー由来に切り替えて100%再生可能エネルギーになりました。2020年度はさらに拡大してフランス、ベルギー、オランダ、リトアニアの販売会社でも再エネ電力の導入を開始しました。
今後も、グローバルで各地域に応じた最適な手段を検討し、再生可能エネルギー由来の電力調達拡大に向けた取り組みを強化していきます。
サステナビリティウェブサイト該当ページURL:
https://www.konicaminolta.jp/about/csr/environment/progress/green-factory/warming.html#anc03
https://www.konicaminolta.jp/about/csr/environment/progress/green-marketing/service.html#anc02
■CDPについて
CDPは、企業や自治体を対象とした世界的な環境情報開示システムを運営する国際環境非営利団体です。CDPは、2000年に英国に設立され、110兆米ドルを超える資産を保有する590強の投資家と協働し、資本市場と企業の調達活動を介して、企業に環境情報開示、温室効果ガス排出削減、水資源保護、森林保護を他に先駆けて働きかけてきました。2021年、世界の時価総額の64%強に相当する13,000強の企業と1,100強の自治体を含む世界の14,000強の組織が、CDPを通じて環境情報を開示しました。CDPは、TCFDに完全に準拠した世界最大の環境データベースを保有しており、CDPスコアはゼロカーボンで持続可能な耐性のある経済の実現に向けて投資や調達の意思決定を促すために広く利用されています。CDPは、科学に基づく目標イニシアティブ、We Mean Business連合、The Investor Agenda、ネットゼロ・アセットマネージャーズ・イニシアティブの創設メンバーです。
https://cdp.net/en(英語サイト)
■参考情報:社外からの評価
コニカミノルタは、ESGに関するグローバルな指標や格付で数々の高い評価を受けています。
FTSE4Good Index Series(英国) | 2003年から連続で構成銘柄に組み込み |
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FTSE Blossom Japan Index(英国) | 2017年新設当初から連続で構成銘柄に組み込み |
MSCI ジャパンESGセレクト・ リーダーズ指数(米国) | 2017年新設当初から連続で構成銘柄に組み込み |
MSCI 日本株女性活躍指数(米国) | 2017年新設当初から連続で構成銘柄に組み込み |
Dow Jones Sustainability Index (米国) | Asia Pacific Index (DJSI Asia Pacific): 2009年から連続で構成銘柄に組み込み |
S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数(米国、日本) | 2018年新設当初から連続で構成銘柄に組み込み |
S&Pグローバル(米国) | 「SAM Sustainability Award」に2013年から連続で選定 (ゴールド:4回、シルバー:5回) |
Corporate Knights(カナダ) | 「世界で最も持続可能な100社」に選定 (2011年・2019年・2020年・2021年) |
イーコム(ISS-oekom) (ドイツ) | 2011年から連続でトップクラスの「Prime」認定を維持 |
CDP(英国) | 「気候変動Aリスト」に認定 (2013年・2014年・2016年・2017年・2020年・2021年) |
関連リンク
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