コニカミノルタ株式会社（本社：東京都千代田区、社長：山名 昌衛、以下 コニカミノルタ）は、この度、戦略的なIT活用に取り組む企業を選定する「デジタルトランスフォーメーション調査（DX調査）2021」において、「新型コロナウイルス感染症を踏まえた対応」における「カスタマーケア部門」に選ばれたことを発表しました。

「新型コロナウイルス感染症を踏まえた対応」は本年より新たに設定されたもので、カスタマーケア部門では「製品・サービス提供後の顧客との接点を適切に築いているか？」の観点において優れた取り組みを実施した企業を評価・選定します。

コニカミノルタの選定理由には、「自社の取組を顧客に展開することや、社会的に必要になっていることをサービス商材化する等、今回のコロナの影響を踏まえて顧客の利便性を高めるために様々なことを行っていると考えられる。それを自社だけでなく世の中にシェアすべくビジネス化している」ことが挙げられています。

コニカミノルタは、独自のイメージング技術で、時代と共に変化する顧客の「みたい」という想いに応え、人々の生きがいを実現してきました。コロナ禍においては、働き方や生活様式が変化する中で非接触、分散、個別化などが世の中に真に求められる価値として明らかになりました。これらはイメージング、センシングなどのコニカミノルタの技術が活きる領域であり、リモート、リアルタイム、オンデマンドを実現するサービス・新技術により、顕在化した働く現場での社会課題に安心・安全を提供しています。

【コニカミノルタの選定理由】

コニカミノルタでは従来からテレワーク環境に取り組んでおり、コロナ禍においても速やかに在宅勤務に移行し、首都圏では20-30%程度の平均出社率を維持しながら、8割の社員が生産性を維持または向上できているという調査結果となっています。

この自社実践の取組を、業務DX診断・テレワーク診断という形でサービス化し、お客様の現状課題を可視化します。テレワーク導入を含む最適なソリューションを提供することで、紙や時間・場所に縛られないお客様の本質的な働き方改革を支援し、創造的業務への転換を図ります。

一方、顧客の出社を伴う働く現場には、画像IoT機器であるサーマルカメラによる非接触・リアルタイムでの体表温度測定システムや、パートナー企業と協働開発した「体表温度測定・マスク有無自動検知・顔認証ソリューション」を提供することで、体表温度が高い人やマスクを着用していない人を自動検知し、その人物を特定することで、感染症対策の効率的な運用を支援します。これにより、オフィスや各種施設などにおける安心・安全な入退場や感染拡大リスクの低減など、感染症予防の取り組みに貢献します。

医療現場に向けては、可搬性の高いデジタルX線撮影システムや超音波診断装置、パルスオキシメーターの提供を拡大しました。コロナ禍での看護現場においては、重症化の目安となる動脈酸素飽和度を、他のシステムとの混線リスクが低いSub-GHz(サブギガ)無線通信で送信し、隔離域外のナースステーションで一括管理できる「生体情報モニタリングシステム VS1」を、迅速な薬機承認獲得により発売開始しました。医療従事者の業務効率向上と、感染リスクの低減に貢献します。