ニュースリリース
「令和元年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」受賞者が決定
2020年1月31日
公益財団法人コニカミノルタ科学技術振興財団(理事長 太田 義勝:コニカミノルタ株式会社 名誉顧問、以下 財団)は、光と画像領域の研究に従事する若手研究者を対象に公募した「令和元年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」(助成金総額1,100万円)の受賞者を以下の通り決定しました。
「令和元年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」 | |
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基本コンセプト | 光と画像領域でのイノベーション創出 |
募集研究テーマ |
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応募数 | 56件 |
選考 | 三宅 洋一氏(千葉大学名誉教授)を委員長とする選考委員会において、発想の独創性、波及効果、計画の実現性等の視点から厳正な審査の上、受賞者を決定。連携賞では連携による独創性の発揮を重視。 |
受賞者およびテーマ
<奨励賞(優秀賞)(助成金1 件100 万円)> 4 名(五十音順)
小澤 祐市(こざわ ゆういち)氏 東北大学多元物質科学研究所 准教授
「光ニードル顕微鏡での3次元画像構築における深さ情報取得の高精度化」
坂本 雅行(さかもと まさゆき)氏 東京大学大学院医学系研究科 助教
「抑制性シナプス入力の可視化とその生理的意義の解明」
芹田 和則(せりた かずのり)氏 大阪大学レーザー科学研究所 特任助教
「テラヘルツ分光イメージング顕微鏡の開発とオンサイト細胞診への応用に向けた研究」
村井 俊介(むらい しゅんすけ)氏 京都大学大学院工学研究科 助教
「ナノアンテナによる次世代光源の研究開発」
<奨励賞(助成金 1 件 50 万円)> 10名(五十音順)
稲垣 哲也(いながき てつや)氏 名古屋大学大学院生命農学研究科 講師
「近赤外ハイパースペクトラルイメージングのディープラーニング認識」
猪瀬 朋子(いのせ ともこ)氏 北海道大学電子科学研究所 助教
「可視光ダイオードレーザーを用いたレジストフリーサブミクロン電極プリント技術の開発」
上谷 幸治郎(うえたに こうじろう)氏 大阪大学産業科学研究所 助教
「光弾性効果を用いたキラルナノファイバーの特殊力学性能の可視化」
笠井 昌俊(かさい まさとし)氏 京都大学大学院医学研究科 助教
「中脳と大脳皮質を結ぶ経路特異的な神経情報の時空間パタンを読み解くイメージング技術の開発」
桐谷 乃輔(きりや だいすけ)氏 大阪府立大学大学院 助教
「超高発光特性を示すサブナノ厚の二次元半導体が拓く生化学物質の非接触モニタリング」
高橋 光規(たかはし ひろのり)氏 山梨大学医学部 特任助教
「神経活動の光制御と行動画像解析を駆使した記憶学習メカニズムの解明」
内藤 瑞(ないとう みつる)氏 東京大学大学院医学系研究科 特任助教
「生体内のATP濃度をリアルタイムに検出する蛍光ナノプローブの開発」
平井 義和(ひらい よしかず)氏 京都大学大学院工学研究科 助教
「温度センサ集積型流体システムを用いたX線1分子動態計測:チャネル蛋白質の動きを高解像度に動画計測する」
増田 明(ますだ あきら)氏 同志社大学研究開発推進機構 助教
「光遺伝学的な脳刺激による視覚再生」
依田 毅(よだ つよし)氏 青森県産業技術センター弘前工業研究所 研究員
「蛍光画像解析による吟醸香成分の脂質ラフトドメイン構造へ及ぼす影響の解明と新規酵母選抜方法の開発」
<連携賞(助成金1 件100 万円)> 2 名
磯崎 瑛宏(いそざき あきひろ)氏 東京大学大学院理学系研究科 特任助教
「インテリジェント画像活性細胞選抜法を用いた出芽酵母形態プロファイリングによる薬剤標的推定法の構築」
廣瀬 佳代(ひろせ かよ)氏 東京大学病院医学部附属病院 登録診療医
「スマートヘルスケアによる心房細動患者の早期発見AIシステムの構築」
「コニカミノルタ画像科学奨励賞」は、光と画像領域において独創的な最先端技術にチャレンジしている若手研究者を奨励することを目的としています。一昨年度から新設された連携賞も含め、今回も斬新な発想による研究が選考されました。当財団は、今後ともこの領域で活躍される研究者への支援を通じて、科学技術の発展に貢献してまいります。
【 一般の方のお問い合わせ先 】
(公財)コニカミノルタ科学技術振興財団 事務局(コニカミノルタ株式会社内)
TEL:03-6250-2120 ホームページ:http://konicaminolta.jp/pr/foundation
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