ニュースリリース

ドーム型ディスプレイが360度映像を映し出す
LEDドームシステムを発売

2019年7月29日

コニカミノルタプラネタリウム株式会社(本社:東京都豊島区、社長:持田 啓介、以下 コニカミノルタ)は、世界唯一のLEDドームシステムの国内販売を開始いたしました。

LEDドームシステムは、現在主流となっているプロジェクターによる投映方式とは異なり、自発光するLED素子を利用した映像システムです。このシステムの最大の特長である高輝度、高色域により、今までにない臨場感と美しい星空を体験することができます。
この度、本システムの日本および韓国における輸入総代理店である株式会社計測技術研究所(所在地:神奈川県横浜市 代表取締役社長 渡辺 祐二)との提携により、日韓における独占販売権を取得しました。コニカミノルタのドーム施工ノウハウを活かし、プラネタリウム、ドームシアター、博物館展示、商業施設、エンターテインメント施設、産業用シミュレーターなど、新しい映像デバイスとして様々な分野に販売を展開してまいります。

LEDドームシステムが提供する価値

1.鮮やかな色彩や輝きが本物に近い表現に

プロジェクターの光をドームに投映するプロジェクション方式では、映像がスクリーン上の反射光であるために、輝度と映像品質に限界がありました。LEDドームシステムは、スクリーン上に自発光のLED素子を配置するため、最高輝度600cd/m2、sRGB比155%*1の高輝度、高色域を実現しました。これにより、今までは表現が難しかった、抜けるような青い空や海、真っ赤な夕焼け、キラキラと輝く星空なども美しく再現されるほか、奥行きが感じられることで没入感が増し、今まで以上に本物に近い表現が可能になりました。

2.360度映像の可能性をさらに拡大

コニカミノルタは、1997年にプラネタリウムにCG映像を投映するデジタル全天周映像投映システムを導入して以来、360度映像の作品やコンテンツを様々な施設に提供してまいりました。これらの優れた映像をLEDドームシステムに投映することで、新たな驚きを提供するとともに、今後は、LEDドームシステムでなければ表現できない新たな作品やコンテンツを追求し、360度映像の可能性をさらに拡大していきます。

3.ドーム映像施設から夢と感動を届けたい

コニカミノルタは、投映機器の販売・設置だけでなく、ドームの建設から、音響設備、客席・内装など、ドーム映像施設の施工管理を行っています。これらドーム施工ノウハウや360度映像の経験を活かし、LEDドームシステムを新しい映像デバイスとして様々な分野に提供します。 さらに、3つのプラネタリウム直営館を通して施設運営、集客施策のノウハウも有しており、ドーム映像施設をトータルで支援し、来場者に夢と感動を届けたいと考えます。

LEDドームシステムの主な仕様

  LP-TC2.7-20MI LP-TC3.0-15MI LP-TC1.9-7MI
ドーム径 20m 15m 7m
ピッチ幅 2.7mm 3.0mm 1.93mm
中心解像度 約11.5K Pix 約8K Pix 約6K Pix
輝度 最大600cd/m2
色域 sRGB比 (ITU-R Rec.709比) 155%*1

お客様のお問い合わせ先

コニカミノルタプラネタリウム株式会社 営業統括部 ソリューション営業室
 TEL: 03-5985-1711  https://konicaminolta.jp/planetarium

 

*1: 色域(表現できる色の範囲)の国際規格のひとつであるsRGBは、Windows環境における液晶ディスプレイなどでの標準の色域とされている。sRGB比155%とは、sRGBよりも55%多くの色域を有しているということ。ITU-R Rec.709も、ITU-R(International Telecommunication Union, Radiocommunication Sector)が標準色域として定めた国際規格。

ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日現在の情報です。お客様がご覧いただいた時点で、情報が変更(生産・販売が終了している場合や、価格、仕様など)されている可能性がありますのであらかじめご了承下さい。