ニュースリリース
「平成29年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」受賞者が決定
2018年1月29日
公益財団法人コニカミノルタ科学技術振興財団(理事長 太田 義勝:コニカミノルタ株式会社 特別顧問、以下 財団)は、光と画像領域の研究に従事する若手研究者を対象に公募した「平成29年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」(助成金総額1,250万円)の受賞者を以下の通り決定しました。
基本コンセプト | 光と画像領域でのイノベーション創出 |
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募集研究テーマ |
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応募数 | 59件 |
選考 | 三宅 洋一氏(千葉大学名誉教授)を委員長とする選考委員会において、発想の独創性、波及効果、計画の実現性等の視点から厳正な審査の上、受賞者を決定。 連携賞では連携による独創性の発揮を重視。 |
受賞者およびテーマ
<奨励賞(優秀賞)(助成金1 件100 万円)> 4 名(五十音順)
大野 誠吾(おおの せいご)氏
東北大学大学院理学研究科 助教
「テラヘルツ円二色分光イメージングのためのモアレ型メタ表面に生じるベクトル場の制御」
木下 奈都子(きのした なつこ)氏
筑波大学生命環境系 助教
「香りを使った植物間コミュニケーションの可視化:時空間的なモニタリング技術による予防型精密農業の開発」
小金澤 紀子(こがねざわ のりこ)氏
群馬大学大学院医学系研究科 助教
「超解像顕微鏡による脳機能を支えるタンパク質の局在解析」
志水 陽一(しみず よういち)氏
京都大学医学部附属病院 助教
「がんの質的診断を可能とする環境応答性OFF/ON制御型光超音波イメージング剤の開発」
<奨励賞(助成金 1 件 50 万円)> 11名(五十音順)
岩倉 いずみ(いわくら いずみ)氏
神奈川大学工学部 准教授
「サブ10フェムト秒パルスレーザー光を利用する電子励起状態における核波束運動の可視化」
金子 健太郎(かねこ けんたろう)氏
京都大学大学院工学研究科 助教
「希ガスおよび水銀フリー真空紫外固体発光材料の研究」
紅林 佑希(くればやし ゆうき)氏
静岡県立大学薬学部 助教
「ウイルスの細胞内挙動を可視化する高性能バイオイメージング剤の開発」
田上 周路(たうえ しゅうじ)氏
岡山大学大学院自然科学研究科 助教
「光学式磁界センサによる高精細な三次元磁界分布情報の取得」
闐闐 孝介(どど こうすけ)氏
理化学研究所袖岡有機合成化学研究室 専任研究員
「低分子リガンドを利用した蛍光ターンオン型蛋白質標識法の開発とがん細胞イメージングへの応用」
中村 友哉(なかむら ともや)氏
東京工業大学工学院 助教
「焦点走査不要な高速3D whole slide imaging技術の創出とデジタル細胞診断への応用」
原 哲也(はら てつや)氏
神戸大学大学院医学研究科 特命助教
「新規生体血栓モデルの確立と蛍光in vivoイメージングによる血栓形成機序の解明」
森 英一朗(もり えいいちろう)氏
奈良県立医科大学医学部 特任講師
「ヒト脳オーガノイドを用いた光転写制御による細胞死の理解」
山田 剛司(やまだ たかし)氏
大阪大学大学院理学研究科 助教
「レーザー2光子励起・時空間分光マッピングによる有機デバイス材料評価技術の確立」
横田 信英(よこた のぶひで)氏
東北大学電気通信研究所 助教
「テラヘルツ過渡イメージング用光源の研究」
吉元 千陽(よしもと ちはる)氏
奈良県立医科大学産婦人科学教室 助教
「近赤外線を用いたチョコレート嚢胞癌化の早期診断法の開発」
<連携賞(助成金1 件100 万円)> 3 名(五十音順)
粟野 皓光(あわの ひろみつ)氏
東京大学大規模集積システム設計教育研究センター 助教
「生物の鳴き声可視化に基づく個体・種数リアルタイムモニタリングシステムの開発」
井上 智博(いのうえ ちひろ)氏
東京大学大学院工学系研究科 特任准教授
「高速二色温度計測による多成分系溶融液滴の動的な組成変化診断」
小関 準(こせき じゅん)氏
大阪大学大学院医学系研究科 助教
「AI画像解析とトランス・オミックス解析を組み合わせたがん細胞の抗がん剤耐性メカニズム解明」
「コニカミノルタ画像科学奨励賞」は、光と画像領域で独創的な研究活動にチャレンジしている若手研究者を奨励することを目的としています。今年度から新設された連携賞も含め、今回も斬新な発想による研究が選考されました。当財団は、今後ともこの領域で活躍される研究者への支援を通じて、科学技術の発展に貢献してまいります。
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