ニュースリリース

「日経Smart Work大賞2018 大賞」を受賞
~人財を活かしイノベーションを創出~

2018年1月16日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は「日経Smart Work大賞2018 大賞」を受賞しましたので、お知らせします。

「日経Smart Work大賞2018」は、日本経済新聞社が昨年初めて実施した「第1回 日経Smart Work経営調査」の結果に基づき、外部審査委員会が総合的に審査して、次世代を牽引するエクセレント・カンパニーとして選出したものです。
今回は602社が調査に参加し、大賞1社、審査委員特別賞3社、人材活用力部門、イノベーション力部門、市場開拓力部門、テクノロジー活用部門各1社が選ばれました。

「Smart Work経営」とは 

多様で柔軟な働き方の実現等により人材を最大限活用するとともに、イノベーションを生み、新たな市場を開拓し続ける好循環を作り、生産性など組織のパフォーマンスを最大化させることを目指す経営戦略

(日経グループの定義より)

日経Smart Work経営調査は「人材活用力」「イノベーション力」「市場開拓力」の3分野に、企業の持続的発展のために必要とされる「経営基盤」を加えた4分野で構成されており、企業向けアンケート調査や消費者調査、公開データなどから18の評価指標が作成され、企業が評価されました。

コニカミノルタは、これまでもお客様視点に立った製品・サービスを提供できる企業へと自らをトランスフォームさせてきました。持続的な成長に向けた現中期経営計画「SHINKA 2019」においても、自社のトランスフォームをさらに加速させて「課題提起型デジタルカンパニー」へと進化すべく、イノベーションを経営計画の中心に据えています。今回の受賞は、このようなコニカミノルタの考え方がSmart Work経営に合致しており、今までに進めてきた様々な取り組みの成果が評価されたものと考えています。

【コニカミノルタの取り組み】

1.イノベーションを生み出す人財活用

人財の多様性、ダイバーシティこそがイノベーションを生み出す源泉であるとの考えから、多様な人財が能力を最大限発揮できるような働き方の改革や企業風土づくりを加速しています。

評価指標 取り組み事例
テクノロジーの導入・活用
  • システム活用による効率的なナレッジ共有や、RPA(Robotic Process Automation:業務自動化)による人的作業性向上
  • セキュリティに配慮した全従業員対象のリモートワーク環境
ダイバーシティの推進
  • キャリア採用(中途採用)と海外人財の採用を積極的に実施
  • 積極的なM&Aにより多様な人財と技術を獲得
多様で柔軟な働き方の実現
  • 社外での経験をコニカミノルタで活かすことを目的とした「兼業・副業の解禁」と「ジョブ・リターン制度の導入」
人財への投資
  • 若手従業員育成のための海外短期派遣プログラム

2.持続的ビジネス成長のためのイノベーション

デジタルイメージング技術の高度化やM&Aなどで新たな技術の獲得を行い、IoTやAIと組み合わせて、顧客起点のソリューションを提供する企業へのトランスフォームを進める中で、あらゆる場面でイノベーションの促進を図っています。

評価指標 取り組み事例
新事業創出
  • 地域・市場のニーズに即した新規ビジネスを開発・提供するビジネスイノベーションセンター(BIC)を世界5極体制で運営
イノベーション推進体制
  • デジタルイノベーション創出のための考え方・プロセス・仕組みなどを体系化した型「KM-Way(ケーエムウェイ)」の啓蒙と実践
  • トランスフォームのベストプラクティスを共有するための「TRANSFORM AWARD」
社外との連携
  • 外部機関との「共創の場」を有する研究開発棟「コニカミノルタ八王子SKT」

3.新たな価値の提供による市場開拓

持続的な成長に向けた中期経営計画「SHINKA 2019」において、ビジネスや人間社会の「進化」を支える新たな価値の創出を目指しています。

評価指標 取り組み事例
テクノロジーの導入・活用
  • 経営方針としてデジタルマーケティングの導入を推進
ブランド力
  • 世界104カ国の自社ウェブサイトカントリートップページで掲載内容を統一
  • 新規事業などの統一テーマでグローバルに広告を出稿
市場拡大
  • 社会や人間を中心に据えた価値あるコンセプトを創出し続けるために「デザインシンキング(デザイン思考)」を導入

4.ESGでも存在感を示す経営基盤

ESG側面においても、「世界のトップランナー」を目指した積極的な取り組みを進めています。

評価指標 取り組み事例
ガバナンス・社会貢献・情報開示を総合的に評価
  • 2003年より「指名委員会等設置会社」形態を採用
  • SDGs達成に向け、「環境」と「ソーシャルイノベーション」を優先的重要課題に据え、社会課題解決と事業成長を同時に推進
  • 投資家向けESG説明会を通じた情報発信やIRウェブサイトでの積極的情報開示

このたびの受賞を励みに、「ビジネス社会・人間社会の進化の為に新たな価値を創造し続ける企業」を目指して、今後もイノベーションの創出に努めてまいります。

■参考情報:日経Smart Work経営調査の4分野と評価指標

(2017年12月18日の日経新聞より)

人材活用力
(7指標)
方針・計画と責任体制、テクノロジーの導入・活用、ダイバーシティの推進、多様で柔軟な働き方の実現、人材への投資、エンゲージメント・モチベーション向上、人材の確保・定着
イノベーション力
(5指標)
方針・計画と責任体制、テクノロジーの導入・活用、新事業創出、イノベーション推進体制、社外との連携
市場開拓力
(5指標)
方針・計画と責任体制、テクノロジーの導入・活用、ブランド力、市場浸透、市場拡大
経営基盤 (1指標) ガバナンス・社会貢献・情報開示を総合的に評価

コニカミノルタでは、従業員は財産であるという想いから、人「財」と表記しています。

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