ニュースリリース
「平成27年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」受賞者が決定
2016年2月4日
公益財団法人コニカミノルタ科学技術振興財団(理事長 太田 義勝:コニカミノルタ株式会社 特別顧問、以下 財団)は、光と画像領域の研究に従事する若手研究者を対象に公募した「平成27年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」(助成金総額750万円)の受賞者を以下の通り決定しました。
基本テーマ | 光と画像領域での新たなる挑戦 |
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募集研究テーマ |
1. 光と画像に関する材料及びデバイスの研究 2. 光と画像に関するシステム及びソフトウェアの研究 3. 光と画像に関するその他の先端的な研究 |
応募数 | 44件 |
選考 | 三宅 洋一氏(千葉大学名誉教授)を委員長とする選考委員会において、発想の独創性、波及効果、計画の実現性等の視点から厳正な審査の上、受賞者を決定 |
受賞者およびテーマ
<奨励賞(優秀賞)(副賞 1 件100 万円)> 3 名(五十音順)
佐々木 拓哉(ささき たくや)氏
東京大学大学院薬学系研究科 助教
「高感度かつ高速イメージングによる神経軸索の多様な情報演算の解明」
矢貝 史樹(やがい しき)氏
千葉大学大学院工学研究科 准教授
「準安定集積構造のデザインによる刺激応答性ナノ発光体の開発と応用」
渡邉 力也(わたなべ りきや)氏
東京大学大学院工学系研究科 助教
「膜タンパク質のための革新的な光学計測デバイスの開発と応用」
<奨励賞(副賞 1 件 50 万円)> 9 名(五十音順)
泉 泰輔(いずみ たいすけ)氏
京都大学ウイルス研究所ウイルス病態研究領域 特定研究員
「蛍光共鳴エネルギー移動原理を応用したレトロウイルス可視化技術の樹立」
桑折 道済(こおり みちなり)氏
千葉大学大学院工学研究科 准教授
「インクジェット法による広角で同一な単色構造発色の実現」
齊藤 健太(さいとう けんた)氏
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 助教
「細胞間コミュニケーション研究を加速する革新的分子ツールの開発」
田原 麻梨江(たばる まりえ)氏
東京工業大学精密工学研究所 准教授
「光干渉断層画像と高周波超音波エコー画像とのフュージョンイメージング」
淵上 剛志(ふちがみ たけし)氏
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 准教授
「Survivinを標的としたマルチモーダルイメージングプローブの開発」
松田 佑(まつだ ゆう)氏
名古屋大学未来材料・システム研究所システム創成部門 准教授
「感圧塗料を用いた空力特性に対する高精度画像計測システムの開発」
松原 正和(まつばら まさかず)氏
東北大学大学院理学研究科 准教授
「マルチフェロイックメタマテリアルの開発とSHGイメージング」
丸尾 美奈子(まるお みなこ)氏
千葉大学工学部画像科学科 技術職員
「新奇導電性オリゴマーヒドロゲルの作製と物性およびその塗布膜による金色調光沢発現」
水瀬 賢太(みずせ けんた)氏
東京工業大学大学院理工学研究科 助教
「超高速分子ダイナミクス研究に向けた新規断層イメージング装置の開発」
「光と画像領域」では、これまでイノベーション創出の不断の努力がなされています。今回の「コニカミノルタ画像科学奨励賞」では、クロミズム現象や細胞の生体イメージングに関わるテーマで多数の応募をいただきました。その中で、「生体膜の膜輸送体の機能を高感度に計測するデバイス開発」や「神経軸索はアナログ的に電気信号を伝搬するとの仮説を証明する新規イメージング法の開発」など既成概念にとらわれないテーマが選考されました。このような独創的で挑戦的な研究を奨励し、科学技術の発展に貢献することが本奨励賞の趣旨です。当財団は引き続きこの分野で活躍される方々を支援してまいります。
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