ニュースリリース

高画質・短納期を実現するインクジェットテキスタイルプリンター
「ナッセンジャー 10」「ナッセンジャー 8」を国際的な展示会「ITMA 2015」に出展
~製品ラインナップ拡充でお客様のプリントビジネスの拡大に貢献~

2015年8月11日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、スキャンタイプの高速インクジェットテキスタイルプリンター「ナッセンジャー 10」及び「ナッセンジャー 8」の2機種を11月の国際的な繊維機械展示会「ITMA 2015」(イタリア ミラノ)に出展します。それに先立ち、9月からイタリアの販売子会社に「ナッセンジャー 10」の実機を設置してお客様向けのプリントデモを開始します。

コニカミノルタは、今回高速機「ナッセンジャー 10」および中速機「ナッセンジャー 8」を順次市場に投入し、高画質・高生産性のインクジェットテキスタイルプリンターの製品ラインナップを拡充してまいります。これにより、お客様がビジネス規模に合わせて生産量と投資金額のバランスの取れた設備を選択可能となり、お客様のプリントビジネスの拡大に貢献します。

各製品の主な特長

「ナッセンジャー 10」

  • 大規模ロットを扱うお客様に最適な高い生産性を実現し、精細なデザインの再現性を向上。580m2/時の生産能力により従来のフラットスクリーン捺染機*1で生産されていたロット数量をカバー。
  • 生産性を重視したプリントモード(580~310m2/時)の他、高画質重視、高濃度・浸透性重視など多彩なプリントモードを搭載。


ナッセンジャー 10

「ナッセンジャー 8」

  • サンプルプリントから小ロット生産まで幅広くこなせる、中規模ロットを扱うお客様に最適なプリンター。240m2/時の生産能力により、インクジェットテキスタイルプリンターでビジネスを行ってきた先見性の高いお客様が次のステップとして望まれる生産スピードを実現。
  • 生産性を重視したプリントモード(240m2/時)の他、高画質重視、高濃度・浸透性重視など多彩なプリントモードを搭載。


インクジェットテキスタイルプリンター
ナッセンジャー 8

両製品共通の特長

  • 最上位機種「ナッセンジャー SP-1」にも搭載された新開発のインクジェット
    プリントヘッドを搭載。大・中・小3種類の液滴量を自在に打ち分け、コニカミノルタの濃色インクと淡色インクとの組み合わせにより、グラデーションや細線の表現、従来難しいとされてきた精細かつ連続した幾何学的なデザインの再現性を向上。
  • スジ・ムラなどが目立ちやすいデザインでも、独自の画像処理技術により目立ちにくくしながらプリントを行い、不良プリントの発生を軽減。また、ダウンタイムにつながるトラブルを軽減する機能として、ネットワーク技術を利用したリモートアクセス機能およびプリンターの状態を知らせるEメール通知機能、布浮き検知機能、布のヘッド面への衝突検知機能、自動ヘッドメンテナンス機構などを搭載しメンテナンス性を確保。
  • インクは標準仕様8色(CMYK+特色2色+淡色2色)、オプション仕様で9色まで対応。コニカミノルタが開発した色鮮やかな分散染料インク*3と反応染料インク*4でプリント可能。反応染料インクはGOTS認証(The Global Organic Textile Standard)*2の基準をクリア。
  • 操作しやすいタッチパネルとユーザーインターフェイスを採用。

インクジェットテキスタイルプリントは、近年、プリントヘッドの性能や、インク品質、プリンターの性能の向上と、デジタルプリントの特長でもある①オンデマンド、②無版やデザインの自由度、③廃液や燃料の削減による環境性能の良さが受け入れられたことにより、市場に順調に普及しています。

コニカミノルタは、お客さまへの約束「Giving Shape to Ideas」のもと、製品の性能向上を追求して捺染市場の「ものづくり」のプロセスを革新し、お客様の企業価値向上に貢献するとともに、グローバル社会の環境負荷低減にも寄与し続けてまいります。

プリントデモについて
欧州捺染業の本場であるミラノ・コモ地区に設立した販売子会社Konica Minolta IJ Textile Europeに、この度デモルームを開設して「ナッセンジャー10」を設置し、本年9月より購入検討者にプリントデモを実施します。

「ITMA 2015」について
繊維産業機械の展示会として世界最大で、4年に一度開催します。今回は11月12日-19日にミラノのフィエラミラノ(ロー)展示会場で開催されます。コニカミノルタはこの展示会にて「ナッセンジャー 10」「ナッセンジャー 8」を展示し製品紹介を行います(ブース:Hall18、C108)。

*1:オートスクリーン捺染の1つ。色数だけの平板なスクリーン(型)が一列に取り付けられ、その下を布を移動させながらプリントする。色数に限度があるが、手捺染より大量生産ができる。

*2:オーガニック繊維で作られた製品のための世界基準。原綿から最終製品までの生産全工程において使われる化学品を規定し、環境や社会的な側面までを含む包括的な基準をクリアした製品や使用する染料などに与えられる認証。

*3:ポリエステルなど人工繊維素材の布に最適な染料インク

*4:綿、レーヨンなど植物繊維素材の布に最適な染料インク

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