ニュースリリース

コニカミノルタ インド全域にプロダクションプリント直販体制を構築
販売支店数を現行の4倍にし、インドの市場拡大を牽引

2015年4月8日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、力強い市場拡大が見込まれる新興国でのプロダクションプリント(PP)事業を強化しています。その一環として、コニカミノルタ情報機器事業のインド販売子会社Konica Minolta Business Solutions India Private Ltd.(以下 コニカミノルタBIN)が、成長著しいインドPP市場の大手販売ディーラー Monotech Systems Limited (本社:インド共和国タミル・ナードゥ州チェンナイ市  以下Monotech社)のPP分野向け事業を買収いたします。
この買収により、コニカミノルタBINのインドにおけるPP分野向けの販売支店数は、現在の4倍に増加するとともにインド全域を網羅することになり、インドPP市場のリーディングカンパニーとしての位置付けをより強固なものにします。

背景

コニカミノルタは、PP分野において先行する日米欧の主力市場に加え、新興国市場へも先進国同様のデジタル印刷システムの製品とサービスを展開しています。高品質なカラー出力ができる製品を中心に、顧客志向を追求したソリューション提案を前面に展開することで、新興国でも高い市場シェアを獲得しています。
コニカミノルタでは、新興国市場に向けたグローバル戦略の一環として、インドにおける地域特性に即した販売戦略の構築が重要との判断から、コニカミノルタBINを2010年7月に設立しました。2013年7月にはPP分野向け情報発信拠点『Digital Imaging Square』をGurgaon(グルガオン インド共和国ハリヤーナー州)に開設するなど、主に販売ディーラーを通して、インドにおける多くの印刷関連業や写真館のお客様に向けて製品とサービスを提供してきました。現在ではPP市場におけるリーディングカンパニーとして、年々事業規模が拡大しています。
新興国市場の中でも特に成長が見込まれるインドのPP市場で、コニカミノルタがより一層事業を拡大するためには、インド全域で直販網を通した顧客満足度の高いサービスとサポートの提供が不可欠であると判断しました。

目的と効果

Monotech社は、多くの商業印刷業の顧客と印刷に関する深い知見を持ち、インド全域に拠点を設置して展開している販売会社で、各地で高い販売シェアを獲得しています。
今回の事業買収後は、Monotech社の販売拠点をコニカミノルタBINの直販支店とし、インド全域でメーカーダイレクトによる高いレベルでのサービスとサポートを提供してまいります。
今後は、獲得した直販網を活かして、潜在的需要の掘り起こしやデジタル印刷を通じた顧客ビジネスの売上拡大及びTCO削減の提案を行い、顧客満足度を最大化する活動を展開していきます。またインド国内で特徴的なサービスである「フォトブック」制作などの提案型販売活動を充実し、デジタル印刷を通じたインドPP市場の一層の成長と拡大を牽引していきます。

Monotech社概要

社名 Monotech Systems Limited
設立 1999年7月14日
本社所在地 3rd Floor, City Centre, 66, Thirumalai Pillai Road, T. Nagar, Chennai - 600017, India
従業員数 444名 (2014/9/末)
事業内容 インド全域におけるデジタル印刷機、プリプレス用システム、ワードフォーマット用出力機、ラベル&パッケージ印刷機等の販売、保守サービス
売上 2013年度 20.0億インドルピー

買収方法

本件に関する契約を2015年4月4日に締結しており、同年6月1日にコニカミノルタBINがMonotech社から該当事業を譲受される予定です。

コニカミノルタでは、今後もお客さまへの約束「Giving Shape to Ideas」のもと、コニカミノルタならではの最適なソリューションとサービスの提供を通じて、PP分野でのプレゼンスをさらに高めるとともに、グループ全体の企業価値を一層高めてまいります。

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