数字で見る陸上競技部Athletics club in Numbers
コニカミノルタ陸上競技部にまつわる
さまざまな数字を集めました。
50年の月日の中でチームが、
そして選手ひとりひとりが積み重ね、
勝ち取ってきたものの重みと
リアルがここにあります。
- オリンピック出場
2人、4大会 - チームは「世界へ」を目標に掲げて高みを目指す中で、2人のオリンピック選手を輩出している。エリック・ワイナイナは1996年アトランタ、2000年シドニー、2004年アテネと3大会にケニア代表としてマラソンで出場し、アトランタでは銅、シドニーでは銀メダルを獲得。アテネでも7位入賞という成績を残した。松宮隆行は2008年北京で、トラック5000mと10000mの2種目に出場を果たした。
- 駅伝区間賞 合計 81回
(全日本27回、東日本54回) - 全日本実業団駅伝と東日本実業団駅伝での区間賞の合計回数。チームでもっとも多く区間賞を獲得した選手は松宮隆行の9回(全日本5回、東日本4回)で、2位が8回で坪田智夫(全日本5回、東日本3回)と磯松大輔(全日本2回、東日本6回)。
- 駅伝優勝回数全日本実業団駅伝 8回、
東日本実業団駅伝9回 - 全日本実業団駅伝の優勝回数8回は、全実業団中2番目に多い記録。また、東日本実業団駅伝の9回も2位タイとなる。
- 世界選手権出場 4人、4大会
- 1995年イェーテボリ大会ではエリック・ワイナイナがマラソンに出場。2003年パリ大会には坪田智夫が10000mに、2007年大阪大会では松宮隆行が5000mに、そして2013年モスクワ大会には宇賀地強が10000mに出場した。
- 選手1人の年間走行距離
9,879km - 2019年の最多ケースがこの数字。これは、東京からパリまでの距離とほぼ同じぐらい。
- 駅伝応援延べ人数
9,250人 - 東日本&全日本の応援バスツアー参加者人数の積算数。2019年は東日本と全日本の合計でバス7台、270人が応援ツアーに参加した。
- 世界記録2回、日本記録1回
- チーム初の世界記録は松宮隆行が2003年に熊日30キロロードレースで出した1時間28分36秒。松宮は2005年の同レースを1時間28分00秒で走り、自身の記録を更新した。日本記録も松宮隆行によるもの。2007年、ベルギーで開催されたナイトオブアスレチックスの5000mで13分13秒20を出し、当時の日本記録を更新した。
- チームの年間総走行距離
97,521km - 2020年1月現在チームに所属する13名の選手が2019年に走った距離の合計がこの数字。ちなみに地球1周は約40,000km。つまり地球2周以上の距離をチーム全員で走ったことになる。
- 選手の体脂肪率
3~10% - 極限まで絞られ、無駄が一切ない長距離選手の肉体。現役選手に体脂肪率を聞いてみた。ただ、この数値を気にしている選手はあまりいないようで、「測ったことがない」という選手も多い。トレーニングを続けていくうちに自然に無駄が削ぎ落とされていくということのようだ。
- 朝ジョグの距離とペース
約13km、キロ4分 - コニカミノルタ陸上競技部では朝、出勤前に合同走を行う。その時の距離とペースがこれ。個人でのジョグの際はもう少し軽く、キロ5分前後で走る選手が多い。
- 歴代部員総数 148人
- 2020年4月現在。
- 安静時心拍数
40~64拍/分 - 一般的な成人の安静時心拍数が1分につき60~80拍と言われている。日頃心肺を鍛えている選手たちの場合は、それよりぐんと低い数値となる。
- 1年間に消費するランニングシューズの数
7~20足 - 陸上競技選手にとってもっとも大切な道具はシューズ。13名の現役選手に聞いたところ、レース用、トレーニング用、トラック競技用のスパイクなど、複数を用途によって履き分けているが、消費する足数は個人差が大きかった。全員分を合計すると年間169足となった。
- 日本選手権出場回数62回
- 日本選手権のハイライトといえば、2006年から2008年、3年連続で5000mと10000mの2種目で3連覇を果たした松宮隆行の快挙だろう。また、2000年にはザカヨ・ガソが5000mと10000mで、そして2002年には坪田智夫が10000mで日本チャンピオンに輝いている。数値は述べ回数。
- 日本代表人数17人
- オリンピック、世界選手権はもちろん、アジア選手権や世界ハーフ等、日の丸をつけて世界の舞台で戦った選手をこれまでに延べ17名輩出。
- ランニング教室で指導した子供の数
29,600人 - 社会や地域への貢献、陸上競技の普及と発展のため1996年から続けているランニング教室。対象は小学生から大人までさまざま。参加者のなかには、後年日本のトップアスリートになった子も。
- 選手が競技や合宿のために渡航した国の数
34ヶ国 - オリンピックや世界選手権などの国際大会や海外遠征、合宿などで渡航した国は、欧州、北米、中東、アジアなど34ヶ国にのぼる。
- マラソンサブテン歴代人数 7人
(2時間10分未満) - 2020年3月時点でのコニカミノルタ最高記録は、東京マラソン2020で菊地賢人が出した2時間7分31秒。2位は2002年東京国際マラソンでのエリック・ワイナイナの2時間8分43秒、3位に2017年ゴールドコーストマラソン、野口拓也の2時間8分59秒。
- 通常時の睡眠時間 平均 7時間
- 選手にとってリカバリーも仕事のひとつ。そのための充分な睡眠は欠かせない。7時間は勤務のある通常時。合宿などでは昼寝の時間も確保される。
- 後援会会員数
2,462人 - 2020年4月現在。
- 指導者になったコニカミノルタOBの人数
31人 - 実業団チームや箱根駅伝の強豪チームはもちろん、高校や市民ランナーチームなど、多くのコニカミノルタ出身者が指導者として活躍し、日本の陸上界に大きく貢献している。
- 全日本実業団駅伝連続出場回数(個人)
15回 - 松宮隆行は2001年から2015年までの15年間、全日本実業団駅伝に15回連続で出場し、8回の優勝すべてに貢献。他チームへ移籍後も2019年まで記録を更新し続け連続で19回の出場を果たした。