ソリューション
製造業の生産活動における不安全行動や
不安全情報の共有を促進
「誰でも」「安全に」操業維持できる仕組みづくりに貢献します
不安全行動の定量的アセスメントを実現
コニカミノルタはMOBOTIXカメラや3D LiDARといった画像IoT技術を活用し、現場作業員の行動を可視化する安全行動サポートシステムを開発しました。
これにより、不安全行動の発生を定量的にアセスメントしながら、安全のCAPD(キャップ・ドゥ)管理を実現します(下図)。
不安全行動とは
不安全行動は定められた作業ルールの逸脱といった労働災害発生のリスクがある作業員の振る舞いを指し、下記のとおり、お客様の職場環境・設備や生産品目、作業員の役割などに応じて多様です。
安全のCAPD(キャップ・ドゥ)管理の流れ
現状把握(アセスメント)
カメラやセンサーを用いて現場をモニタリングし、作業員の不安全行動を可視化。ルール違反などの発生状況を定量的に把握します。
要因分析
不安全行動の発生データ、及び発生時の状況映像から、行動タイプ別に発生頻度や発生要因を分析します。
施策立案
労働災害リスクの重篤性(頻度・災害種類)を評価し、優先度の高い不安全行動に対する歯止め策(1次施策)を立案。その改善目標も設定します。
施策実施
現場に1次施策を導入し、一定期間運用します。
現状把握(再アセスメント)
1次施策による改善効果をモニタリングします。下図のとおり、設定した目標に対して未達だった場合は、再び【要因分析】に戻り、目標達成に向けてCAPD管理サイクルを回します。
安全行動サポートシステムの概要
安全行動サポートシステムは安全管理者に代わり、生産現場をMOBOTIXカメラと3D LiDARを用いて作業員の行動を24時間365日に亘ってモニタリングします。
現場の映像を分析して、作業員のルール違反を検知し、発生日時などの属性情報とともにそのシーンを映像として記録します。
お客様が利用されている発報システムと連携して現場の作業員にルール順守を促すとともに、安全施策の効果や定着状況の確認といった安全管理者の業務を支援します。
知性を統合したネットワークカメラMOBOTIXの詳細はこちらをご覧ください。
安全行動サポートシステムの操作環境
安全管理者が操作する安全行動サポートシステムの機能を紹介します。
- 不安全行動を検知した場合、そのイベントを検知時刻、カメラ名などと共に時系列で一覧表示します(a)。
- 検知した人やフォークリフトなどに□を重畳してリアルタイム表示します(b)。
- 時間帯などでイベントを絞り込み、映像を再生して不安全行動の発生状況や経緯を確認することができます(c)。
- イベントに不安全行動に関する多様な属性情報(不安全行動種類など)を付記して管理することができます。
安全行動サポートシステムの導入効果
安全行動サポートシステムをご利用いただくことにより、下記の効果が期待できます。
- 安全管理者の巡視や安全指導の負担が軽減されます。
- 安全のCAPD(キャップ・ドゥ)管理が実現できます。
- 不安全行動の根本要因を調べやすくなります(当事者への事情確認が容易)。
- 作業員のルール順守の意識が向上します(映像で分かりやすく伝達)。
- 定められた作業標準が定着します。
- 安全のCAPD管理を積み重ねることで、投資効果の可視化につながります。
労働安全支援コンセプト
製造業をとりまく環境変化に伴って
再び労働災害件数が増加してきています。
これまでの安全管理の限界が見えつつある中、
コニカミノルタが推進している
次世代の安全管理の考え方をご紹介します。
トライアル
実際にお客様の生産現場にカメラやセンサーを設置してモニタリングをお試しいただけます。
コニカミノルタが現場環境や業務内容、労働安全推進上の課題に応じ、最適なモニタリング・トライアルプランをご提案します。