よくあるご質問
労働安全サービスに関する、よくあるご質問をご紹介します。
コンセプトについて
- 事故が起きていないので、これまでの労働安全の取組みで充分ではないか?
- 事故が起きていないから安全とは言えません。ルール違反をはじめとした不安全行動はどこでも生じており、それらが重篤な労働災害を招く恐れがあります。このような潜在的な不安全行動を減らしていく取組みが必要です。
- PDCA管理よりも、現場へのアラートを優先すべきでは?
- 現場の作業員の安全確保を目的として、リアルタイムで災害発生を防止する施策と時間をかけて安全行動を定着させるPDCA管理の両輪で取り組む必要があると考えています。
- 巡回など、これまでの安全に向けた取組みを無くすことはできるか?
- それぞれの目的と役割が異なるので、無くすことはできません。安全行動サポートシステムで可視化するのは、これまで安全管理者の目が行き届きにくかった作業員の振る舞いに軸足を置いています。
- これまでの安全のPDCA管理との違いは?
- これまで可視化できなかった作業員の行動を定量的にアセスメントしながら、安全管理のCAPD(キャップ・ドゥ)サイクルを実践できます。
- 施策を打った後もモニタリングが必要か?
- 施策導入直後に不安全行動は一時的に減りますが、作業員の入れ替わりも多く、再び不安全行動が増えてしまいがちです。施策効果を維持できているか、梃入れが必要かなどをチェックするためにモニタリングを継続することを推奨します。
安全行動サポートシステムについて
- MOBOTIX以外のカメラを使うことはできるか?
- 安全行動サポートシステムは弊社及び弊社グループ会社経由でご購入されたMOBOTIXカメラのみサポートしています。
- 社内のパソコンに安全行動サポートシステムをインストールできるか?
- アプリケーション動作環境の制約などの理由により、弊社でパソコンもご用意いたします。
- 3D LiDARはどんなときに必要か?
- 屋外や屋内でも照明が行き届かない暗い場所、また朝夕の日光が射し込むといった逆光下で人や移動する台車などを検知したい場合は、MOBOTIXカメラだけでなく3D LiDARを組み合わせた構成をお勧めします。
- どのような不安全行動を可視化できるのか?
- 危険エリアへの進入検知をはじめ、重篤災害につながる虞の高い代表的な不安全行動を検知する技術を順次開発中です。モニタリングトライアルを通じて、その有効性を検証いただけます。
- システムの実機を見ることはできるか?
- 弊社の拠点にて実機デモの見学が可能です。お気軽にお問い合わせください。
ユースケースについて
- どんな現場に設置できるか?
- MOBOTIXカメラや3D LiDARを設置する場所は屋内、屋外を問いません。IP6の防塵性能を有していますので多少の粉塵がある環境にも設置できます(ただし定期的な清掃が必要になります)。また極端な高温·低温環境は動作保証範囲外となります。詳しくは弊社スタッフまでご確認ください。
- 現場に設置してあるセンサーと連携できるか?
- お客様の現場に設置されているセンサーが外部に接点信号を発信できる場合は、安全行動サポートシステムと接続してイベント記録に活用できる可能性があります。詳細は導入前確認の段階でセンサーの仕様などを確認の上、判断させていただきます。
- 全ての工程をモニタリングする必要があるか?
- 最初から全ての工程に安全行動サポートシステムを導入する必要はありません。万が一、事故が発生したときに生産ロスが大きいといった要となる工程から始められることをお勧めします。
- 自社に導入したときの費用をしりたい
- まずは弊社までお問い合わせください。弊社スタッフが貴社にお伺いし、お客様の生産環境や労働安全管理の課題を確認の上、最適なシステム構成と費用をご提案いたします。
トライアルについて
- トライアルによって分かることは何か?
- MOBOTIXカメラや3D LiDARを用いてお客様の現場を効果的にモニタリングするために必要な要件や課題が分かります。また、実際にどのような不安全行動が発生しているのか映像でご確認いただくことができます。
- トライアルの準備にどれくらいかかる?
- 一概には言えませんが、トライアル前の準備に1か月程度要することがあります。特にお客様と弊社間の契約条件調整やお客様の社内承認手続き、また機材の仮設置工事の有無により、準備にかかる日数は影響を受けます。
- モニタリングする日程はどのように決めるのか?
- お客様の事情によってモニタリング期間は変わりますが、標準ケースでは、機材を1週間お貸出しします。月曜日に機材設置、火~木曜日にモニタリング(映像撮影)、金曜日に機材回収のパターンが基本となります。 日程は貸出機材の空き状況をみて弊社から候補日を提案し、相談の上確定します。 また、設置・回収作業がお客様の操業に影響ある場合には、定期点検日程などに合わせて設定いたします。
- 社内ネットワークに接続するか?
- トライアルでお貸出しするシステムはスタンドアロン型であり、お客様のネットワークへの接続はありません。
- トライアルに現場の工事は必要か?
- 100V電源を確保でき、モニタリングする場所の近くにカメラを取り付けた三脚を置けるスペースがあれば、工事は不要です。スペースに余裕が無く、柱などにカメラを直付けする場合には取り付け工事が発生することがあります。
導入について
- システムの導入(契約)形態は?
- 現時点では安全行動サポートシステムはオンプレミスでの導入のみとなっており、クラウドサービスには未対応です。
- 設置工事を指定業者に任せてよいか?
- 可能です。その場合、弊社は設置された安全行動サポートシステムの設定・動作確認のみ行います。
- 安全行動サポートシステムが故障した場合、操業への影響はあるか?
- 仮に故障が発生した場合でも不安全行動のイベントやその映像が記録されないだけで済み、安全行動サポートシステムがお客様の生産管理システムなどから切り離されている限り、直接お客様の操業に影響を与えることはありません。
- システムの設置場所を移動できるか?
- モニタリングする対象エリア·作業に最適化して機材を設置·設定していますので、移動させると正常動作できなくなる恐れがあります。安全行動サポートシステムを移動させる必要が生じた場合は、弊社スタッフにご相談ください。
保守サポートについて
- アフターサービスはあるか?
- 安全行動サポートシステムの技術的なお問い合わせをお受けする窓口を設けています。また無償の瑕疵担保期間終了後の延長サポートメニューを用意しています。
- 延長サポートを契約しなかった場合、修理はしてもらえないのか?
- 延長サポート契約が無い場合は、故障の程度に応じて、スポット料金で修理対応いたします。