2042
envision our chronicle
あらゆる差別のない社会を目指し続け、いつしか個人の持つ多様性を尊重する文化ができあがります。より個人を大切にするために、自分の一生を記録できる個人史の保有が当たり前になるかもしれません。個人史を再生・保管する、いわば記憶の図書館も建てられそうです。ある女性は、もうすぐ母になります。我が子への最初のプレゼントは個人史で決まりです。
個人史作成の参考に、女性は自分の個人史を再生します。記されていたのは、自分が両親から注がれてきたいっぱいの愛情。女性は出産までの日々を、我が子の個人史の最初の1ページとして記録します。親から自分に、自分から子に、記憶と愛は個人史によって繋がり続けるのでしょうか?
envision
our chronicle